医学部CBTと留年の関係|本試験・再試験・OSCE・進級判定を整理

医学部CBTと留年の関係を解説。CBT本試験で落ちたら即留年なのか、再試験、OSCE、臨床実習参加要件、大学ごとの進級規程を整理します。
医学部CBTと留年の関係|本試験・再試験・OSCE・進級判定を整理
「CBTに落ちたら留年ですか?」

医学部CBTと留年の関係を解説。CBT本試験で落ちたら即留年なのか、再試験、OSCE、臨床実習参加要件、大学ごとの進級規程を整理します。
「CBTに落ちたら留年ですか?」
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結論から言うと、CBT本試験で不到達になった瞬間に、全国一律で即留年と決まるわけではありません。ただし、CBTとOSCEは臨床実習前の共用試験であり、大学の進級判定や臨床実習参加要件に大きく関わります。
厚生労働省は、令和5年4月から共用試験が公的化されたことを案内しています。医学教育モデル・コア・カリキュラムでも、共用試験に合格した医学生が、医師の指導監督の下で臨床実習として一定の医行為を行えることが説明されています。
出典:厚生労働省 共用試験(医学)、医学教育モデル・コア・カリキュラム
つまりCBTは、単なる学内試験ではありません。臨床実習に入る資格に関わる試験です。
多くの場合、本試験で不到達になった後に再試験の機会があります。医学生共用試験要綱でも、本試験で到達基準に達しなかった場合の再試験が整理されています。
出典:医学生共用試験要綱
したがって、本試験で落ちたら即留年と決めつける必要はありません。
ただし、再試験でも到達できない場合、留年リスクは現実的になります。
進級・留年の最終判断は大学ごとの規程で決まります。
たとえば埼玉医科大学の規則では、第4学年で全コースおよび共用試験CBT・臨床実習前OSCEに合格した場合は進級、共用試験に合格しなかった場合は留年とされています。北里大学の規程でも、臨床実習参加要件としてCBTと臨床実習前OSCEの合格が示されています。
出典:埼玉医科大学 規則、北里大学 規程
つまり、CBTと留年の関係は「全国制度」と「大学の進級規程」の両方を見る必要があります。
共用試験はCBTだけではありません。CBTは知識を、OSCEは臨床実習に必要な技能・態度を評価します。令和5年度の公式資料では、共用試験の「合格」はCBTおよびOSCEの双方が定められた到達基準に達したものとされています。
出典:令和5年度 共用試験の実施状況
CBTだけに気を取られてOSCEを軽視すると、進級判定で詰まる可能性があります。
「CBT不合格時の扱い」「再試験の扱い」「OSCEとの関係」「学内試験との総合判定」を確認します。
令和5年度のCBT再試験は、743名受験、不到達234名、不到達率31.5%でした。再試験に回る前提で考えるのは危険です。
出典:令和5年度 共用試験の実施状況
大学試験の過去問対策だけでは、CBTの広い出題範囲に対応しにくいです。CATOのCBT出題基準と問題形式に合わせた問題演習が必要です。
出典:CATO CBT出題基準
CBT本試験で落ちたら即留年と決まるわけではありません。しかし、CBTとOSCEは臨床実習参加に関わる重要な共用試験であり、大学規程によっては不合格が留年に直結します。
大事なのは、「落ちたらどうなるか」を本番後に調べることではありません。自大学の規程を事前に確認し、本試験で到達する計画を作ることです。
※本記事は以下の公開情報・研究資料をもとに作成しています。
Medulava の学習コンテンツとして、理解しやすさと再現性を意識して執筆しています。
この記事で理解した内容を、そのまま次の学習アクションへつなげられます。
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