実習の指導で困ったとき|記録と相談の準備

実習指導で困った場面を、事実・影響・希望する支援に分ける記録例を紹介します。指導担当以外の相談経路、共有範囲、相談と調査・認定の違いを確認します。

実習指導で困った場面を、事実・影響・希望する支援に分ける記録例を紹介します。指導担当以外の相談経路、共有範囲、相談と調査・認定の違いを確認します。
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実習中の指導で、何を直せばよいか分からない、人前での言葉が負担になっている、相談後の評価が心配という場合があります。学生本人が「これはハラスメントだ」と結論を出してからでないと相談できないわけではありません。まず、起きたことと実習への支障を、話せる範囲で整理します。
指導内容に学習上の課題が含まれる場合でも、伝え方や相談経路の問題を別に扱えます。内容の妥当性、言動の負担、安全に実習を続ける条件を一度に自分で判定しようとせず、窓口の役割を確認してください。
次の表は相談準備のための架空例です。実際の提出書式は学校の案内に従います。正確に思い出せない言葉を、引用のように作り直す必要はありません。
欄 | 架空の記入例 | 書き方の注意 |
|---|---|---|
日時・場面 | 月曜の実習終了後、記録確認の場 | おおよその時刻でもよい |
確認できた言動 | 記録のどこを直すか質問したが、回答を確認できなかった | 正確な引用と要旨を区別 |
自分への影響 | 次の提出で何を優先するか分からず、準備が止まっている | 気持ちと具体的な支障を残す |
未確認 | 修正箇所、相談してよい担当者 | 相手の意図を推測で断定しない |
希望する支援 | 修正点を一緒に確認し、相談担当を決めたい | すぐ必要な調整から伝える |
一回の出来事か、反復しているかも分けます。メールなどがある場合は学校の管理規則に沿って原本を保ち、相談に必要な範囲で扱います。患者の氏名・診療情報や第三者の個人情報を、相談メモへ不要に写さないようにします。
実習担当教員、学年担当、教務・学生支援、学生相談、ハラスメント相談など、学校が指定する窓口を確認します。直接の指導者に相談しにくければ、別の担当へ相談できるかを聞けます。実習施設と学校のどちらへ連絡すべきか分からない場合も、その点を最初の相談内容にして構いません。
窓口の名称が同じでも、できる対応は学校ごとに異なります。東京大学の相談所では、相談とハラスメントの判断・認定を区別し、対応の際の了解と例外を説明しています。これは一大学の制度の例であり、他校も同一の扱いという意味ではありません。
相談の予約時には、次の点を確認しておくと話す範囲を考えやすくなります。
匿名や概要だけの相談はできるか。
内容は誰に共有されるか。本人の了解を得る場面と例外は何か。
指導者や実習施設への連絡、調査・申立ては、どの段階で誰が行うか。
評価や出欠、実習継続に関する調整は、どの部署へ相談するか。
守秘義務があることと、どのような場合でも絶対に共有されないことは同じではありません。危険への対応などの例外や記録の扱いも、窓口の説明を確認します。相談しただけで調査が始まるかどうかも、決めつけずに聞きましょう。
例えば「実習指導について、修正内容が分からず準備が進まない状況があります。経過と困っている点を整理しました。まず共有範囲と相談できる内容を確認したいです」と伝えられます。すべてを一通で説明し切る必要はありません。
面談後は、決まったこと、未決定のこと、次の連絡先・時期を分けます。「担当者が確認する」となった点は、いつ頃返答があるかも聞きます。話し合いで体調や生活への支障も分かった場合は、学生相談や保健管理センターなどにつなげてもらう方法があります。
危険な行為、暴力、患者や本人の安全に関わる状況では、記録の完成よりその場の安全確保と責任者への連絡を優先します。患者情報や相談記録を外部AIへ入力して整理する前提にはしません。実習全体の負担はリハ学生の実習がつらいとき、配慮の相談は合理的配慮の準備も参照できます。
医療系学生向けの学習情報を編集・提供しています。
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