定義
活動性充血は組織活動の増大により局所代謝産物が蓄積し、細動脈拡張を介して血流が増える現象である。反応性充血は血流遮断中の代謝変化と筋原性弛緩により、再開後に基準以上の血流が生じる現象である。
イメージ
働く筋には需要に合わせて配送量が増え、道路が一時閉鎖された後には遅れた配送を取り戻すため一時的に交通量が増える。前者が活動性、後者が反応性充血である。
仕組み
組織活動や低酸素でO₂低下、CO₂・H⁺・K⁺・アデノシン・乳酸などが増え、内皮由来NOや代謝性血管拡張が細動脈抵抗を下げる。活動性充血は代謝率と並行して続く。血流遮断中は同様の代謝産物蓄積に加え、細動脈内圧低下による筋原性弛緩が起こる。遮断解除後は拡張した血管へ高流量が入り、蓄積物質の洗い出しと酸素負債の回復に伴い基準へ戻る。
例
運動中の骨格筋では活動性充血が起こり、交感神経性収縮があっても局所代謝性拡張が優位となる。血圧測定カフ解除後の皮膚発赤は反応性充血の例である。