定義
アロステリック調節は作動薬のorthosteric部位とは異なる部位への結合が、親和性または効力を正・負に変える現象である。予備受容体は最大反応に必要な数を超えて存在する機能的受容体である。
イメージ
アロステリック調節薬は主スイッチを直接押さず、横の感度つまみを回す。予備受容体は全スイッチを押さなくても装置が最大出力へ達するような余裕である。
仕組み
正のアロステリック調節薬PAMは内因性作動薬の結合親和性、活性化効率、または両方を高め、負の調節薬NAMは低下させる。内因性リガンド依存性を保ち、天井効果や時空間選択性を示す場合がある。予備受容体は受容体–効果器結合の増幅により生じ、受容体占有率50%に対応するKdより低い作動薬濃度で50%効果EC50へ達し得る。組織ごとに受容体密度・結合効率が異なるため、同じ薬でも予備受容体量と感受性が異なる。
例
一部受容体が不可逆的に遮断されても予備受容体が多い組織では最大反応が保たれる。さらに遮断が進み予備が尽きるとEmaxが低下する。