定義
HCO₃⁻再吸収は濾過された重炭酸を尿中へ失わない過程であり、正味酸排泄は「NAE = NH₄⁺排泄 + 滴定酸排泄 − HCO₃⁻排泄」で表される。
イメージ
既存の緩衝材を回収する作業と、酸を梱包して捨てることで新しい緩衝材を補充する作業を分けて考えるとよい。
仕組み
近位尿細管ではH⁺分泌により管腔HCO₃⁻がH₂CO₃、CO₂へ変換され、CO₂が細胞へ入り再びHCO₃⁻となって血中へ戻る。この回収は新規HCO₃⁻産生ではない。新しいHCO₃⁻は、分泌H⁺がリン酸などの滴定酸またはNH₃と結合してNH₄⁺として尿へ排泄されると血中へ加わる。グルタミン由来アンモニア産生は慢性アシドーシスで増加し、集合管α介在細胞が最終尿酸性化を担う。
例
代謝性アシドーシスでは近位アンモニア産生と遠位H⁺分泌が増え、NH₄⁺排泄と新規HCO₃⁻生成が増加する。
注意点
濾過HCO₃⁻の再吸収と新規HCO₃⁻生成を混同しない。尿pHが低いことだけでは酸排泄量は分からず、NH₄⁺量が大きな寄与をもつ。
補足ノート
定義
HCO₃⁻再吸収は濾過された重炭酸を尿中へ失わない過程であり、正味酸排泄は「NAE = NH₄⁺排泄 + 滴定酸排泄 − HCO₃⁻排泄」で表される。
イメージ
既存の緩衝材を回収する作業と、酸を梱包して捨てることで新しい緩衝材を補充する作業を分けて考えるとよい。