定義
Bohr効果は、H⁺濃度上昇やPCO₂上昇によりヘモグロビンのO₂親和性が低下し、酸素解離曲線が右方移動する現象である。逆に肺ではCO₂低下とpH上昇がO₂結合を促す。
イメージ
活動して酸を多く出す組織ほど、ヘモグロビンへ『ここで酸素を降ろせ』という合図を送る仕組みと考える。
仕組み
組織で産生されたCO₂は赤血球内でH₂CO₃を経てH⁺とHCO₃⁻になる。H⁺は脱酸素Hbへ結合してT状態を安定化し、O₂親和性を下げる。CO₂はHb末端へカルバミノ化して同様に脱酸素型を安定化する。肺ではCO₂が排出されH⁺が消費されるため、HbはR状態へ移りO₂を結合しやすくなる。
例
運動筋では乳酸・CO₂・熱の増加によりBohr効果が強まり、血流増加と合わせて酸素供給が増える。
注意点
Bohr効果は『酸素化がCO₂運搬へ与える影響』であるHaldane効果と逆向きの別概念である。pH変化と2,3-BPG変化の時間尺度も異なる。
補足ノート
定義
Bohr効果は、H⁺濃度上昇やPCO₂上昇によりヘモグロビンのO₂親和性が低下し、酸素解離曲線が右方移動する現象である。逆に肺ではCO₂低下とpH上昇がO₂結合を促す。
イメージ
活動して酸を多く出す組織ほど、ヘモグロビンへ『ここで酸素を降ろせ』という合図を送る仕組みと考える。