定義
細胞周期は細胞成長のG1期、DNA複製のS期、分裂準備のG2期、染色体分配と細胞質分裂のM期からなる。チェックポイントは次段階へ進む条件が満たされたかを監視する。
イメージ
製造工程の各ゲートで、材料、複製、組立、出荷状態を検査してから次へ進む品質管理である。異常時は停止・修理し、修復不能なら廃棄する。
仕組み
サイクリン量が周期的に変化しCDKを活性化する。G1/SではサイクリンD–CDK4/6とサイクリンE–CDK2がRBをリン酸化し、E2Fを解放してS期遺伝子を発現させる。DNA損傷ではATM/ATR–CHK経路とp53–p21がCDKを抑え、修復時間を確保する。G2/Mでは未複製・損傷DNAがあるとCDK1活性化が抑制される。紡錘体チェックポイントは全染色体の動原体が両極へ正しく結合するまでAPC/Cを抑え、分離開始を遅らせる。異常が修復不能なら老化またはアポトーシスへ進む。
例
DNA損傷を受けた細胞ではp53がp21を誘導し、G1/S移行を止める。p53やRBが失われると、損傷DNAを持ったまま増殖しやすくなる。