定義
細胞間結合は細胞同士または細胞と基底膜を連結する構造で、密着結合、接着結合、デスモソーム、ギャップ結合、ヘミデスモソーム、焦点接着などに分類される。それぞれバリア、力の伝達、電気・代謝的連絡を分担する。
イメージ
建物を考えると、密着結合は防水シール、接着結合とデスモソームは骨組みをつなぐボルト、ギャップ結合は隣室間の連絡管、ヘミデスモソームは建物を基礎へ固定するアンカーに相当する。
仕組み
タイトジャンクションはclaudin、occludinなどで傍細胞透過性と膜極性を制御する。接着結合はcadherinを介してアクチン骨格へ連結し、組織形態形成と収縮力伝達に関与する。デスモソームは中間径フィラメントへ接続し、皮膚や心筋の強い機械的負荷に耐える。ギャップ結合はconnexinからなるチャネルでイオンや小分子を通し、心筋の電気的同期などを支える。ヘミデスモソームと焦点接着はintegrinを介して細胞外基質へ結合する。
例
心筋ではギャップ結合を介したイオン電流が隣接細胞へ伝わり、機能的合胞体として興奮が広がる。一方、デスモソームは収縮時に細胞同士が引き離されるのを防ぐ。