定義
交絡因子は、曝露と関連し、転帰の独立した原因または予測因子であり、曝露から転帰へ至る因果経路上の中間因子ではない変数である。交絡により関連が過大・過小評価され、方向が逆転することもある。
イメージ
二つの出来事をつなぐように見える影に、両方を動かす共通の第三者がいる状態である。例えば傘の使用と交通事故が同日に増えても、雨という共通原因を考える必要がある。
仕組み
設計段階では無作為化、制限、マッチングで交絡を抑え、解析段階では層別化、標準化、多変量回帰、傾向スコア、重み付けなどを用いる。測定されていない交絡や測定誤差は残り得る。中間因子を調整すると総効果の一部を消し、共通結果であるコライダーを調整すると新たな関連を作るため、因果ダイアグラムで変数役割を整理することが重要である。
例
ある治療を重症患者ほど受けやすい観察研究では、治療群の予後が悪く見えても、重症度による適応交絡が原因かもしれない。重症度を適切に測定・調整しなければ治療効果を誤る。