定義
細胞傷害性T細胞CTLはT細胞受容体で特定の抗原ペプチド–MHCクラスI複合体を認識して標的を殺傷する。NK細胞は抑制性・活性化受容体の統合により、MHCクラスI低下やストレスリガンドを持つ細胞を抗原特異的感作なしに殺傷する。
イメージ
CTLは顔写真付き手配書と身分証を照合して特定標的を狙う。NK細胞は正常細胞が示す「攻撃禁止札」が消えた、または危険札が増えた細胞を見つけて攻撃する。
仕組み
両細胞は免疫シナプスを形成し、細胞傷害顆粒を標的側へ極性化する。perforinは標的膜でgranzyme進入を助け、granzyme Bはcaspase活性化やミトコンドリア経路を介してアポトーシスを誘導する。CTLはFasL–Fas経路も利用する。NK細胞ではKIRやNKG2Aなど抑制性受容体が自己MHCクラスIを認識して攻撃を抑え、NKG2Dなど活性化受容体がストレスリガンドを検出する。CD16を介する抗体依存性細胞傷害ADCCもNK細胞の重要機能である。
例
ウイルス感染細胞がMHCクラスIにウイルスペプチドを提示すればCTLが認識する。腫瘍細胞がMHCクラスIを低下させCTLから逃れても、missing-selfとしてNK細胞に認識され得る。