定義
駆出率は、心室拡張末期容量に対する一回拍出量の割合であり、「EF = (EDV − ESV) / EDV × 100%」で求める。主に左室収縮機能の簡便な指標として用いられる。
イメージ
満杯の注射器から何割を押し出したかを示す割合である。押し出した実量ではないため、小さな容器では高い割合でも出る量が少ないことがある。
仕組み
EFは収縮性が上がると増える傾向にあるが、前負荷、後負荷、心室形状、弁逆流にも依存する。後負荷増加ではESVが増えEFが低下し、弁逆流では低圧側へ駆出された量もSVへ含まれるため、前方拍出が少なくてもEFが保たれることがある。拡張障害では小さなEDVから正常割合を駆出してもCOが不足しうる。
例
EDV 120 mL、ESV 50 mLならSVは70 mL、EFは約58%である。EDV 60 mLから35 mLを駆出すればEFは高くてもSVは35 mLにすぎない。
注意点
EFが正常だから心機能全体が正常とは限らない。拡張機能、右室機能、前方拍出量、弁逆流、負荷条件を別に評価する必要がある。
補足ノート
定義
駆出率は、心室拡張末期容量に対する一回拍出量の割合であり、「EF = (EDV − ESV) / EDV × 100%」で求める。主に左室収縮機能の簡便な指標として用いられる。
イメージ
満杯の注射器から何割を押し出したかを示す割合である。押し出した実量ではないため、小さな容器では高い割合でも出る量が少ないことがある。