定義
濾過率は、腎血漿流量RPFに対する糸球体濾過量GFRの比であり、「FF = GFR / RPF」で表される。正常では概ね約0.2、すなわち腎へ入る血漿の約20%が一回の通過で濾過される。
イメージ
腎臓へ届いた血漿100のうち、フィルターを通って原尿になる割合を示す。残りは輸出細動脈から尿細管周囲毛細血管へ進む。
仕組み
FFが上昇すると、輸出細動脈血では水が相対的に失われて蛋白濃度と膠質浸透圧が上がり、尿細管周囲毛細血管での再吸収を促進する。輸出細動脈の中等度収縮ではRPF低下に比べGFRが保たれFFが上がる。輸入細動脈収縮ではGFRとRPFがともに低下し、変化の程度でFFが決まる。FFは糸球体濾過と近位尿細管再吸収を機能的に連結する。
例
アンジオテンシンIIによる中等度の輸出細動脈収縮ではRPFが低下し、GFRが比較的維持されるためFFが上昇し、近位再吸収が促進される。
注意点
FFは腎血流量RBFではなく腎血漿流量RPFを分母にする。FF上昇をGFR上昇と同義にせず、GFR低下中でもRPFがさらに低下すれば上がりうる。
補足ノート
定義
濾過率は、腎血漿流量RPFに対する糸球体濾過量GFRの比であり、「FF = GFR / RPF」で表される。正常では概ね約0.2、すなわち腎へ入る血漿の約20%が一回の通過で濾過される。
イメージ
腎臓へ届いた血漿100のうち、フィルターを通って原尿になる割合を示す。残りは輸出細動脈から尿細管周囲毛細血管へ進む。