定義
低酸素性肺血管収縮は、局所肺胞PO₂低下に反応して対応する小肺動脈が収縮する現象である。体循環の低酸素性血管拡張と対照的で、換気血流比の改善を目的とする。
イメージ
空気が届かない交換所への血液配送を減らし、空気が届く交換所へ回す交通整理と考えるとよい。
仕組み
肺胞低酸素は肺血管平滑筋のO₂感受性K⁺チャネルを抑制し、脱分極、電位依存性Ca²⁺流入、収縮を起こすと考えられる。内皮因子やミトコンドリア・活性酸素も関与する。局所反応では低V/Q領域の灌流を減らし酸素化を改善する。一方、高地や広範な肺疾患で肺全体が低酸素になると、肺血管抵抗と肺動脈圧が上昇し、右心負荷となる。
例
一側気道閉塞でその肺胞PO₂が低下すると局所血流が減り、換気された肺へ血流が再分配される。
注意点
反応刺激は主に肺胞PO₂であり、動脈血低酸素だけではない。局所では有益でも全肺性には肺高血圧を招く。
補足ノート
定義
低酸素性肺血管収縮は、局所肺胞PO₂低下に反応して対応する小肺動脈が収縮する現象である。体循環の低酸素性血管拡張と対照的で、換気血流比の改善を目的とする。
イメージ
空気が届かない交換所への血液配送を減らし、空気が届く交換所へ回す交通整理と考えるとよい。