定義
等尺性収縮は筋–腱単位の長さがほぼ変わらず張力が増える収縮、等張性収縮は負荷がほぼ一定のもとで長さが変わる収縮である。動的収縮のうち、筋が短縮するものを求心性、活性化した筋が外力に抗して伸張されるものを遠心性と呼ぶ。
イメージ
壁を押して動かないときは力だけ増える等尺性、ダンベルを上げるときは筋が短くなる求心性、ゆっくり下ろすときは力を出しながら伸びる遠心性と考える。
仕組み
筋刺激後、まず弾性要素を張るため張力が増え、外部負荷を上回ると短縮が始まる。理想的等張性実験では負荷一定だが、生体関節運動ではモーメントアームと負荷が角度で変わるため厳密な等張とは限らない。等尺性でもサルコメア短縮と腱伸張が同時に起こり、関節角が不変なだけの場合がある。求心性は機械的正仕事、遠心性は負仕事を行い、遠心性では高い張力と筋損傷刺激が生じやすい。等速性収縮は装置で角速度を一定に保つ別分類である。
例
立位保持では抗重力筋が主に等尺性に張力を維持する。椅子から立つ大腿四頭筋は求心性、座るときは遠心性に膝屈曲を制動する。