定義
肺コンプライアンスは「C = ΔV/ΔP」で表され、通常は肺容量変化を経肺圧変化で割った値である。静的コンプライアンスと、気道抵抗の影響も受ける動的コンプライアンスがある。
英語・別名
lung compliance、肺伸展性
イメージ
柔らかい風船は小さな圧で大きく膨らみコンプライアンスが高い。硬い風船は大きな圧を要しコンプライアンスが低い。
仕組み
肺の弾性線維、組織構造、肺胞表面張力が肺の内向き弾性収縮力を作る。サーファクタントは表面張力を下げてコンプライアンスを高める。圧–容量曲線は非線形で、吸気と呼気で異なるヒステリシスを示す。低肺気量では肺胞開放、高肺気量では組織限界のためコンプライアンスが低い。胸壁コンプライアンスと合わせて呼吸器系全体の力学が決まる。