定義
平均動脈圧は、一心周期を通じた動脈圧の時間平均である。中心静脈圧が小さいとき「MAP ≈ CO × SVR」とみなせ、正常心拍数では「MAP ≈ 拡張期圧 + 脈圧/3」で近似される。
イメージ
拍動する圧の山と谷を、時間を考慮して平らに均した値である。心臓が押し出す量と、末梢血管が流れにくくする程度の組合せで決まる。
仕組み
収縮期には心室駆出で動脈圧が上がり、拡張期には動脈の弾性反跳と末梢流出で低下する。拡張期は通常収縮期より長いため、単純な収縮期圧と拡張期圧の算術平均より低くなる。循環全体では「MAP − RAP = CO × SVR」が成立し、血液量、心機能、細動脈トーン、動脈コンプライアンスが影響する。
例
血圧120/80 mmHgなら脈圧40 mmHgで、通常心拍数ではMAPは約93 mmHgと近似できる。
注意点
脈圧/3の近似は著しい頻脈、徐脈、波形異常では精度が下がる。MAPが同じでも脈圧や局所灌流は異なり、臓器灌流圧は静脈圧や局所抵抗にも依存する。
補足ノート
定義
平均動脈圧は、一心周期を通じた動脈圧の時間平均である。中心静脈圧が小さいとき「MAP ≈ CO × SVR」とみなせ、正常心拍数では「MAP ≈ 拡張期圧 + 脈圧/3」で近似される。
イメージ
拍動する圧の山と谷を、時間を考慮して平らに均した値である。心臓が押し出す量と、末梢血管が流れにくくする程度の組合せで決まる。