定義
非競合的拮抗は作動薬結合部位以外の作用やシグナル伝達阻害により反応を抑える拮抗、不可逆的拮抗は受容体へ共有結合などで長時間結合して利用可能受容体数を減らす拮抗である。
イメージ
競合拮抗が同じ椅子を奪い合うなら、非競合拮抗は椅子の機能を壊す、不可逆的拮抗は椅子を床へ固定して使えなくする。作動薬を増やしても使える椅子自体が足りない。
仕組み
競合拮抗では平衡下で作動薬を増やせば拮抗薬を置換でき、用量反応曲線は右方へ平行移動してEmaxを保つ。非競合的拮抗や不可逆的拮抗では機能受容体または下流シグナル容量が減るため、一般にEmaxが低下する。ただし予備受容体が存在すると、一定数の受容体が失われても初期にはEmaxが保たれ、見かけ上右方移動として現れることがある。不可逆的作用の回復は薬物解離ではなく受容体新生に依存する。
例
不可逆的にα受容体を遮断する薬物では血中薬物が低下しても作用が続き、受容体が再合成されるまでカテコラミン反応性が回復しにくい。