定義
オプソニン化は、病原体表面へ抗体や補体などの分子を付着させ、食細胞による認識を容易にする現象である。貪食は、好中球やマクロファージが標的を包み込み、細胞内小胞で処理する過程である。
イメージ
滑りやすい物体へ取っ手を付けるのがオプソニン化、その取っ手をつかんで袋へ入れ処分するのが貪食に相当する。標識があるほど捕捉効率が上がる。
仕組み
主要オプソニンはIgG、C3b/iC3b、急性期蛋白などである。食細胞のFcγ受容体と補体受容体が標的を結合すると、アクチン再構成により偽足が伸び、ファゴソームが形成される。ファゴソームはリソソームと融合し、酸性化、加水分解酵素、抗菌ペプチドで分解する。NADPHオキシダーゼはスーパーオキシドを生み、H2O2などの活性酸素種へつなげる。好中球ではミエロペルオキシダーゼがH2O2とCl−から次亜塩素酸を生成する。NOやプロテアーゼも殺菌に寄与する。
例
莢膜を持つ細菌は直接認識されにくいが、特異的IgGとC3bが付着すると好中球の受容体に結合し、効率よく貪食される。