定義
浸透圧濃度osmolalityは溶媒1 kgあたりの浸透活性粒子数である。張度tonicityは、細胞膜を自由に通過しない有効浸透物質が作る浸透圧差で、細胞容積への最終的影響を示す。
イメージ
浸透圧濃度は部屋にいる全員の人数、張度は壁を越えられず一方の部屋に残る人の人数と考える。出入り自由な人は総人数には数えるが、長期の水移動を維持しにくい。
仕組み
Na⁺と随伴陰イオンは細胞外液の主要有効浸透物質で、細胞膜を越えにくいため張度を決める。尿素は多くの細胞膜を比較的通過しやすく、測定浸透圧濃度を上げても平衡後の細胞容積への影響は小さい。高血糖ではグルコースが一時的に有効浸透物質となり、細胞内水を細胞外へ移して血清Na⁺を低下させる。実効浸透圧は尿素を除いて概算する。
例
高尿素血症では測定浸透圧濃度が高くても、尿素が細胞へ入るため強い高張性とは限らない。高血糖では細胞外が高張となり細胞が縮む。
注意点
等浸透圧と等張を同義にしない。溶質の膜透過性は細胞種と時間尺度で異なり、張度は対象膜に依存する機能概念である。
補足ノート
定義
浸透圧濃度osmolalityは溶媒1 kgあたりの浸透活性粒子数である。張度tonicityは、細胞膜を自由に通過しない有効浸透物質が作る浸透圧差で、細胞容積への最終的影響を示す。
イメージ
浸透圧濃度は部屋にいる全員の人数、張度は壁を越えられず一方の部屋に残る人の人数と考える。出入り自由な人は総人数には数えるが、長期の水移動を維持しにくい。