定義
浸透圧は、半透膜を介する溶媒の浸透をちょうど停止させるために溶液側へ加える必要がある圧力である。希薄溶液ではvan't Hoffの近似により「π = iCRT」で表され、粒子数濃度、絶対温度、解離粒子数に依存する。
英語・別名
osmotic pressure
イメージ
水を引き込もうとする溶液の「吸引力」を圧力として表したものと考えるとよい。同じ質量の物質でも、溶液中で多くの粒子に分かれる物質ほど、より大きな浸透圧を生む。
仕組み
溶質が膜を通過できないと、膜両側の溶質粒子数差が水の化学ポテンシャル差をつくる。水は高い浸透圧側へ移動し、その結果生じる静水圧差が浸透圧差と釣り合うと正味移動が止まる。生体液では複数の溶質が寄与し、理想溶液からのずれや膜透過性を考慮するため、実効的には反射係数を用いて評価することがある。