定義
ペースメーカー電位は、洞結節、房室結節などの自動能細胞で、活動電位後の最大拡張期電位から閾値へ向かって徐々に脱分極する第4相膜電位である。拡張期脱分極とも呼ばれる。
イメージ
毎回リセット後に自動で針が次の発火点へ近づくタイマーのようなものである。傾きが急なら早く閾値へ達し、心拍数が増える。
仕組み
再分極後、過分極で活性化されるHCNチャネルのIf電流が内向き電流を生み、K⁺外向き電流の減少、T型・L型Ca²⁺電流の増加が閾値到達へ寄与する。洞結節の第0相は主にL型Ca²⁺流入で、再分極はK⁺流出による。交感神経β₁–cAMPはIfとCa²⁺電流を増やして傾きを急にし、副交感神経M₂はcAMP低下とK⁺電流増加で傾きを緩くする。
例
運動時の交感神経刺激では洞結節第4相脱分極が速くなり、閾値へ早く到達して心拍数が増える。
注意点
Ifは純粋なNa⁺電流ではなく混合陽イオン電流である。洞結節細胞に安定した−90 mVの静止膜電位を想定せず、作業心筋の活動電位と区別する。
補足ノート
定義
ペースメーカー電位は、洞結節、房室結節などの自動能細胞で、活動電位後の最大拡張期電位から閾値へ向かって徐々に脱分極する第4相膜電位である。拡張期脱分極とも呼ばれる。
イメージ
毎回リセット後に自動で針が次の発火点へ近づくタイマーのようなものである。傾きが急なら早く閾値へ達し、心拍数が増える。