定義
シャントは、血液が換気された肺胞とガス交換せずに静脈側から動脈側へ移る状態である。肺胞が灌流されるが換気されないV/Q=0の肺内シャントと、解剖学的右左短絡がある。
英語・別名
shunt、right-to-left shunt、右左シャント
イメージ
酸素を積む検査所を通らずに血液が近道して動脈側へ入るイメージである。正常に酸素化された血液と混ざるため、全体の酸素含量が低下する。
仕組み
無気肺、肺胞内液体充満、完全気道閉塞などでは換気がゼロでも血流が残り、混合静脈血に近い血液が左心へ戻る。生理的シャントには気管支循環やThebesius静脈由来の少量混入も含まれる。シャント血は吸入酸素濃度を上げても肺胞ガスへ接触しないため、低酸素血症の改善が限定的である。シャント率は酸素含量を用いた式で評価する。