定義
血小板反応は、損傷血管壁への粘着、顆粒放出と形態変化を伴う活性化、血小板同士が結合する凝集の三段階で整理される。各段階は相互に増幅し、血小板血栓を形成する。
イメージ
粘着は現場へ足場をかける段階、活性化は応援を呼ぶ段階、凝集は仲間同士が連結して栓を作る段階である。三段階のどこが障害されても出血傾向が起こり得る。
仕組み
高ずり応力下ではvWFが露出コラーゲンへ結合し、血小板GPIb-IX-V複合体がvWFを介して血小板を捕捉する。コラーゲン受容体やトロンビン受容体刺激は細胞内Ca2+を上げ、円盤状血小板を突起のある形へ変える。濃染顆粒からADP・Ca2+、α顆粒からvWF・フィブリノゲン・P-selectinなどが放出され、TXA2も産生される。ADPのP2Y12受容体などの刺激でGPIIb/IIIaが活性型となり、フィブリノゲンが隣接血小板を架橋する。トロンビン生成とフィブリン形成が血栓を安定化する。
例
血管損傷時、最初にvWF–GPIbが血小板を壁へつなぎ止め、その後ADPとTXA2が周囲の血小板を呼び込み、GPIIb/IIIaを介した凝集が進む。