定義
心室圧–容積ループは、横軸に心室容量、縦軸に心室圧をとり、充満、等容収縮、駆出、等容弛緩の一周期を閉曲線として表したものである。ループ幅は一回拍出量、面積は外的仕事に対応する。
英語・別名
pressure-volume loop、PV loop、圧容積ループ、左室圧–容積ループ
イメージ
ポンプの一回動作を、どれだけ満たされ、どれだけ加圧し、どれだけ吐き出したかを一枚の地図にしたものと考えるとよい。形の変化から原因を逆算できる。
仕組み
拡張期充満で容量が増え、僧帽弁閉鎖後は容量一定のまま圧が上がる。大動脈弁開放後は圧を保ちながら容量が減り、閉鎖後は容量一定で圧が下がる。右端が拡張末期容量、左端が収縮末期容量である。収縮末期圧–容積関係ESPVRの傾きは収縮性の指標、拡張末期圧–容積関係EDPVRは拡張期硬さを反映する。前負荷増加は主に右端を、後負荷増加は収縮末期点を、収縮性増加はESPVRを変える。