定義
相対リスクRRは、曝露群の累積罹患割合を非曝露群の累積罹患割合で割った値である。オッズ比ORは、曝露群と非曝露群の発症オッズの比、または症例群と対照群の曝露オッズの比として計算される。
イメージ
RRは「発症する確率が何倍か」を直接比べ、ORは「発症する対発症しないの比が何倍か」を比べる。疾病がまれなら両者は近いが、頻度が高いとORの方が1から遠く見えやすい。
仕組み
コホート研究や無作為化試験では分母となるリスク集団が分かるためRRを計算できる。症例対照研究では症例数を研究者が決めるため発症リスクを直接求められず、ORを用いる。疾病がまれな場合はOR ≈ RRとなる希少疾病仮定が成立する。ロジスティック回帰は共変量調整後ORを推定するが、アウトカムが多い場合にRRとして説明すると効果を過大に感じさせる。
例
非曝露群の発症リスクが10%、曝露群が20%ならRRは2である。オッズはそれぞれ0.1/0.9と0.2/0.8で、ORは2.25となる。発症頻度がさらに高いと差は大きくなる。