定義
滑走説は、骨格筋・心筋収縮時に細いフィラメントと太いフィラメント自体の長さはほぼ変わらず、両者の重なりが増えることでサルコメアが短縮するという理論である。
イメージ
二本の櫛を互いに差し込むように滑らせると、櫛自体の長さは変わらなくても全体が短くなる。筋節でも同様にフィラメントが中央へ引き込まれる。
仕組み
ミオシン頭部がアクチンへ結合し、ATP加水分解のエネルギーを用いるクロスブリッジサイクルで細いフィラメントをM線方向へ引く。Z線間距離、I帯、H帯は短縮するが、太いフィラメント長を反映するA帯はほぼ一定である。Ca²⁺がトロポニンCへ結合してトロポミオシンを移動させると、アクチン上のミオシン結合部位が露出する。
例
骨格筋が短縮すると顕微鏡的にはI帯とH帯が狭くなり、A帯はほぼ変化しない。十分短縮するとフィラメント干渉で張力は低下する。
注意点
収縮はフィラメントが短くなることではない。サルコメア短縮と筋全体の短縮は直列・並列配置や腱の弾性にも影響される。
補足ノート
定義
滑走説は、骨格筋・心筋収縮時に細いフィラメントと太いフィラメント自体の長さはほぼ変わらず、両者の重なりが増えることでサルコメアが短縮するという理論である。
イメージ
二本の櫛を互いに差し込むように滑らせると、櫛自体の長さは変わらなくても全体が短くなる。筋節でも同様にフィラメントが中央へ引き込まれる。