定義
耐性は反復・持続曝露により薬物効果が徐々に低下し、同じ効果により高用量を要する状態である。タキフィラキシーは数分〜数時間など短時間で急速に生じる反応低下を指す。
イメージ
長期使用で装置が設定を調整して鈍くなるのが耐性、短時間に在庫や伝達物質を使い切って反応できなくなるのがタキフィラキシーに近い。
仕組み
薬物動態耐性は代謝酵素・排泄増加で濃度が下がる。薬力学耐性は受容体脱感作、内在化、ダウンレギュレーション、下流シグナル適応、反対方向の恒常性応答で生じる。行動学的学習や疾患進行も見かけの耐性を生む。タキフィラキシーは伝達物質枯渇、受容体急速リン酸化・内在化、二次メッセンジャー枯渇などが中心で、休薬により比較的速く回復することがある。交差耐性は同じ経路の別薬でも反応低下する。依存、離脱、耐性は関連するが同義ではない。
例
間接型交感神経刺激薬を短間隔で反復すると神経終末の伝達物質が枯渇し、急速に効果が弱まる。長期受容体刺激では受容体数低下による耐性が起こり得る。