定義
換気血流比不均等は、肺の各領域でV/Qがばらつき、換気と灌流が適切に対応しない状態である。低V/Q領域は酸素化不足、高V/Q領域は無効換気を生み、A–aDO₂を拡大させる。
イメージ
一部の交換所では空気が足りず、別の交換所では受け取る血液が足りない状態に似る。余った空気で、空気不足の場所から来た血液を完全には補えない。
仕組み
低V/Q領域では肺胞PO₂が低く、そこを通る血液の酸素含量が低下する。高V/Q領域では肺胞PO₂が高いが、ヘモグロビンはすでに飽和に近く、低V/Q由来の不足を十分補正できない。CO₂は拡散性が高く換気増加で補いやすいため、初期にはPaCO₂が正常または低値となりうる。低酸素投与で低V/Q領域の肺胞PO₂が上がるため、多くは改善する。
例
気道狭窄で一部肺胞の換気が低下すると低V/Qとなり、低酸素血症を生じる。肺血管閉塞では高V/Qと死腔が増える。
注意点
V/Q不均等とシャントを区別する。シャントでは酸素投与への反応が乏しい。PaCO₂が正常でも重いV/Q不均等を否定できない。
補足ノート
定義
換気血流比不均等は、肺の各領域でV/Qがばらつき、換気と灌流が適切に対応しない状態である。低V/Q領域は酸素化不足、高V/Q領域は無効換気を生み、A–aDO₂を拡大させる。
イメージ
一部の交換所では空気が足りず、別の交換所では受け取る血液が足りない状態に似る。余った空気で、空気不足の場所から来た血液を完全には補えない。