定義
換気血流比V/Qは、ある肺領域の肺胞換気量Vと肺血流量Qの比である。肺全体の平均は概ね0.8前後だが、重力と肺構造により局所差があり、最適なガス交換には換気と血流の対応が必要である。
英語・別名
V/Q ratio、ventilation-perfusion ratio、換気・血流比
イメージ
空気を運ぶトラック数と、血液を運ぶ受取車両数の釣り合いと考える。どちらか一方だけ多くても交換効率は上がらない。
仕組み
立位では換気も血流も肺尖より肺底で大きいが、血流の勾配がより急なため肺尖は高V/Q、肺底は低V/Qとなる。高V/Q領域では肺胞PO₂が高くPCO₂が低いが、追加酸素を多く血液へ載せる余地は限られる。低V/Q領域では酸素化低下の影響が大きく、混合後の動脈血酸素を下げる。V/Qは0のシャントから無限大の死腔まで連続する。