医学部を放校された後に編入できる?学士編入・再入学・他学部編入の違いを徹底解説

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医学部の留年率はどれくらいか。文部科学省の6年次進級率・卒業率データをもとに、国公立・私立の違い、大学別データの見方、留年を防ぐ勉強法を解説します。
医学部の放校と退学の違いを、退学・除籍・懲戒退学・再入学の観点から学則ベースで整理。放校と言われた時に確認すべき書類、学費、奨学金、復学可能性まで解説します。
私立医学部で留年が重なり放校・除籍になっても戻れるのかを、公式学則ベースで解説。復学と再入学の違い、日本医科大学・藤田医科大学・福岡大学・北里大学などの制度差、確認すべきポイントをまとめました。
医学部を放校・退学・除籍になった後に編入できるのかを解説。医学部学士編入、元大学への再入学、他学部編入の違い、出願資格、注意点を整理します。
「医学部を放校になった後、編入で別の医学部に入れないか」と考える人がいます。
結論からいうと、医学部中退だから自動的に別の医学部へ編入できる制度は基本的に期待しないほうがよいです。医学部への編入には、学士編入、2年次編入、再入学など複数の言葉がありますが、それぞれ意味が違います。
この記事では、医学部放校後に「編入」を考える人向けに、制度の違いと現実的な選択肢を整理します。
再入学は、元の大学にもう一度入る制度です。
藤田医科大学の医学部再入学規程では、医学部に在籍歴があり、退学または除籍後3年以内であることなどが要件として示されています。藤田医科大学医学部再入学規程
日本医科大学の再入学細則では、成績不良に起因し退学した者も出願資格に含まれ、選考は原則として書類審査・面接・学力試験です。日本医科大学学生便覧
編入は、別の大学や別の課程へ途中年次から入る制度です。医学部医学科では「学士編入」として行われることが多く、すでに大学を卒業した人や学士を取得した人が対象になるのが一般的です。
東京科学大学の医学部医学科2年次学士編入では、大学卒業者、学士学位授与者、外国で16年課程を修了した者などが対象です。東京科学大学 2年次学士編入
つまり、医学部を途中で辞めたこと自体が、医学部編入の資格になるわけではありません。
医学部学士編入は、多くの場合、次のような特徴があります。
大学卒業者・学士取得者が対象
2年次または3年次編入が多い
生命科学・英語・小論文・面接などが課される
募集人数が少ない
年度ごとに制度変更がある
医学部在学者・医学部卒業者を除外する大学もある
大阪大学医学部規程では、医学科編入学生の修業年限を5年、在学年限を10年としています。大阪大学医学部規程
鹿児島大学医学部規則でも、医学科編入学生の修業年限は5年、在学期間は10年以内とされています。鹿児島大学医学部規則
医学部を途中で離れた場合、学士を取得していないことが多いです。学士編入の対象は大学卒業者や学士取得者であることが多いため、この時点で出願できない大学が多くなります。
編入試験の面接では、前の医学部を離れた理由を聞かれる可能性があります。
説明できなければ、学力以前に継続可能性に疑問を持たれます。
医学部学士編入は一般入試に比べて募集人数が少ない傾向があります。一般入試より楽なルートではありません。
医学部で取った単位が別大学でどの程度認められるかは大学判断です。特に医学部医学科はカリキュラムの連続性が強いため、「前の大学で2年まで終わったから別大学の3年に入れる」とは考えないほうが安全です。
期限内なら最初に確認すべきです。
再入学であれば、退学前の学修状況をどう扱うかを元大学が判断できるため、別大学編入より現実的な場合があります。
一度、理学部、薬学部、生命科学系、看護・医療系などへ進み、卒業後に医学部学士編入を受けるルートです。
ただし、時間がかかります。医学部に戻ることだけが目的なら、一般入試再受験のほうが早い場合もあります。
大学卒業資格がない場合、最も分かりやすいのは一般入試での再受験です。
文部科学省の大学入学資格に該当し、各大学の募集要項を満たすなら、一般入試の出願可能性を確認できます。文部科学省 大学入学資格
医師免許にこだわらないなら、医療系の別職種を目指す選択もあります。
ただし、この場合も「医学部で続かなかった理由」と「次の職種で続けられる理由」は整理してください。
大学卒業資格または学士があるか
出願先が医学部在籍歴をどう扱うか
TOEFL・TOEICなど英語スコアが必要か
生命科学・小論文・面接の対策期間は足りるか
医学部中退理由を説明できるか
学費と生活費を5年以上維持できるか
一般再受験と比べて本当に有利か
医学部学士編入では、受験科目が一般入試と違うことがあります。生命科学、英語、小論文、面接の比重が高い大学では、暗記だけでなく説明力が必要です。
勉強では、読んで覚えるよりも、次の形を使ってください。
生命科学の概念を白紙で説明する
論文・英文を要約する
志望理由を400字で書く
前の医学部を離れた理由を1分で話す
毎週、過去問または類似問題で出力する
健康専門職教育では、分散学習と想起練習が学業成績改善に有効とされています。PubMed
編入対策でも、知識を「読んだ」状態から「説明できる」状態に変えることが重要です。
医学部を放校された後に「編入」で戻ることは、簡単な近道ではありません。
元大学への再入学、医学部学士編入、他学部編入、一般再受験は、それぞれ制度が違います。特に医学部学士編入は、大学卒業資格や学士取得を前提とすることが多く、医学部中退だけでは出願資格にならない場合が多いです。
まずは、自分がどの制度の対象になるのかを確認してください。そのうえで、一般再受験、再入学、他学部進学を比較するのが現実的です。
原則として簡単ではありません。医学部医学科の編入制度は大学ごとに定められ、学士編入として大学卒業者を対象にすることが多いです。単位がそのまま使えるとは限りません。
大学卒業資格や学士を取得していれば狙える可能性があります。ただし、出願資格、医学部在籍歴の扱い、英語スコア、試験科目を大学ごとに確認してください。
学士がない場合は一般再受験のほうが分かりやすいことが多いです。元大学に再入学制度があり期限内なら、再入学も優先して確認すべきです。
※本記事は以下の公開情報をもとに、医学部生向けに整理しています。大学ごとの扱いは必ず自大学の学則・学生便覧・教務案内を優先してください。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
医学部で留年しやすい人には共通する学習・生活・心理の特徴があります。進級やCBTでつまずく前に知りたい危険サインと、今からできる対策を医学教育研究をもとに整理します。