CBTには過去問がない?どう対策するの?|公式公開問題・学内過去問・問題集をどう使い分けるか

医学部CBTの過去問の使い方を解説。CATO公式公開問題、学内試験の過去問、QBなどの問題集を混同せず、CBT対策に変える方法をまとめます。

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CBT対策で「過去問をやればいいですか?」と聞かれることがあります。
ここで最初に整理すべきなのは、CBTの「過去問」という言葉には3種類あることです。
CATOが公開している公式公開問題
大学の学内試験の過去問
市販・オンライン問題集のCBT対策問題
この3つを混同すると、対策がズレます。
CATOは、医学生共用試験CBT公開資料として、医学系CBT問題サンプルや2009共用試験「医学系CBT公開問題」を掲載しています。
出典:CATO 医学生共用試験CBT公開資料
公式公開問題は、量を稼ぐものではありません。目的は、本番の出題形式、問題文の長さ、選択肢の作り方、臨床推論形式の雰囲気を知ることです。
おすすめの使い方は、CBT対策の最初と直前の2回です。
最初:本番の型を知る
直前:形式への違和感をなくす
医学部4年生は、臨床医学の学科試験に追われながらCBT対策を進めることが多いです。大学の試験は、往々にしてCBTより細かく、講義内容や過去問に沿った出題になりがちです。
学内過去問は、大学の進級試験には有効です。しかし、そのままではCBT対策になりにくいことがあります。
理由は、CBTがモデル・コア・カリキュラムやCATOの出題基準に沿って、臨床実習前に必要な知識を広く問う試験だからです。
出典:CATO CBT出題基準
学内過去問を解いたら、次の3つに変換してください。
例:心筋梗塞の問題なら、冠動脈、心電図、逸脱酵素、合併症、治療までつなげる。
正解だけでなく、他の選択肢がなぜ違うかを説明します。
病態生理、解剖、生理、薬理のどれを使った問題か書きます。
この変換をすると、学内試験の過去問がCBTの弱点補強になります。
CBT対策では、問題集やオンライン演習が中心になります。mediLinkのQBオンライン医学共用試験CBT版は、CBT対策の問題演習と解説閲覧ができるサービスとして案内されています。
出典:QBオンライン 医学共用試験CBT
問題集の使い方は、次の順番です。
まず解く
間違えた理由を分類する
解説を読む
関連知識を1つだけ広げる
翌日・3日後・7日後に再確認する
健康専門職教育のレビューでも、想起練習と分散学習の有効性が示されています。過去問は「読んで覚える」より、「思い出す」ために使うべきです。
出典:Trumble et al.
答えを暗記する
解説を読んで終わる
学内過去問だけでCBTも大丈夫だと思う
公式公開問題を一度も見ない
問題集を複数買って全部中途半端になる
間違えた問題を翌日見ない
CBTでは、問題の答えを覚えるより、似た構造の問題を解けるようにすることが重要です。
1問ごとに、以下をメモしてください。
主題:何を問う問題か
自分の誤答:なぜそれを選んだか
正解根拠:何が決め手か
他選択肢:なぜ違うか
基礎医学:どの知識が土台か
次回復習日:いつ戻るか
これだけで、過去問がただの暗記素材から、CBTの得点源に変わります。
CBTの過去問は、使い方を間違えると危険です。公式公開問題は型を見るため、学内過去問は大学試験とCBTの橋渡しに、問題集は本番形式の演習に使ってください。
過去問の目的は、答えを覚えることではありません。次に似た問題が出たとき、自分で判断できるようにすることです。
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※本記事は以下の公開情報・研究資料をもとに作成しています。
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