PT・OT国家試験の模試の使い方|判定より大事な復習法と点数の伸ばし方


理学療法士・作業療法士国家試験の直前期の過ごし方を解説。1ヶ月前、1週間前、3日前、前日にやること、睡眠、復習、実地問題対策、やってはいけない行動を整理します。
理学療法士・作業療法士国家試験の過去問は何周すべきかを解説。1周目・2周目・3周目の目的、誤答分析、実地問題対策、模試との使い分けまで整理します。
理学療法士・作業療法士国家試験はいつから勉強すべきかを学年別に解説。低学年、実習前、最終学年、直前期のやるべきことと、遅れた場合の立て直し方を紹介します。
理学療法士・作業療法士国家試験の模試の使い方を解説。判定に振り回されず、科目別・形式別・実地問題の弱点を診断し、復習で点数を伸ばす方法を紹介します。
国家試験前の模試で、判定を見て落ち込む学生は多いです。
A判定なら安心。D判定なら絶望。でも、模試の本当の価値は判定ではありません。
模試は、今の自分がどこで点を落としているかを診断する道具です。判定に振り回されるより、復習の質を上げたほうが本番の点数は伸びます。
模試を受けたら、まず次の3つを見てください。
総得点
実地問題の得点
科目別正答率
特に実地問題は重要です。PT・OT国家試験では、総得点だけでなく実地問題の基準もあります。総得点が高くても、実地問題で基準ギリギリなら危険です。
模試の判定は参考になりますが、最重要ではありません。
見るべきなのは、落とし方です。
解剖・運動学で落としている
生理・病理で落としている
臨床医学で落としている
PT/OT専門で落としている
実地問題で落としている
時間切れで落としている
問題文の読み違いで落としている
この分類ができると、次の1週間に何をすべきかが分かります。
模試の復習は、できれば72時間以内に始めてください。
時間が経つと、なぜその選択肢を選んだのか忘れます。復習で大事なのは、正しい答えを覚えることではなく、間違えた思考を修正することです。
復習の手順は次の通りです。
1. 間違えた問題を全部見る
2. 4分類する
3. 同じ科目の間違いをまとめる
4. 1週間以内に再テストする4分類は、過去問と同じです。
知識不足
理解不足
選択肢比較ミス
読み違い
解剖・運動学で落とす場合、基礎に戻る必要があります。
このタイプの学生は、過去問を回しても一定以上伸びにくいです。なぜなら、問題ごとの答えは覚えられても、身体構造と動作の理解が不足しているからです。
戻るべき記事は次です。
解剖学の勉強法
運動学の勉強法
実地問題で落とす人は、知識不足だけでなく、症例文の読み方に課題があります。
確認すべき視点は次の通りです。
疾患は何か
時期は急性期か回復期か生活期か
何を評価すべきか
禁忌やリスクは何か
PT/OTとして次に何をするか
選択肢の中で最も優先度が高いものはどれか
実地問題では、「正しいこと」ではなく「この症例で最も適切なこと」が問われます。
総得点、実地問題、科目別正答率を見る。
解剖・生理・運動学・病理の誤答を復習。
疾患別に誤答を整理。
評価、治療、ADL、装具、地域などを確認。
症例文の読み方を確認。
間違えた問題だけ解き直す。
次回模試までの重点科目を決める。
模試を何回受けても伸びない場合、次の原因が考えられます。
復習が解説読みで終わっている
同じ単元に戻っていない
間違えた理由を記録していない
実地問題を後回しにしている
睡眠不足で本番形式に弱い
苦手科目を避けている
模試は受けただけでは伸びません。復習して初めて価値が出ます。
模試は判定を見るためのものではありません。
弱点を見つけ、次の勉強に変えるための診断です。
総得点、実地問題、科目別正答率を見る。誤答を分類する。72時間以内に復習する。1週間以内に再テストする。
これを繰り返せば、模試は本番の点数を伸ばす強力な道具になります。
関連して、過去問の使い方と直前期の過ごし方も確認してください。
PT・OT国家試験は、過去問を何周したかだけでは決まりません。
本当に差がつくのは、「なぜその答えになるのか」を説明できる状態まで戻せるかです。
Medulavaでは、ソクラテスで解剖・生理・運動学・病態のつながりを対話しながら確認できます。わからない論点をそのまま放置せず、理解の穴を早めに埋めたい人は、学習の補助として使ってみてください。
・Medulava|医療系学生向け学習プラットフォーム
・Medulava|ソクラテス
・厚生労働省|第61回理学療法士国家試験及び第61回作業療法士国家試験の合格発表について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準 全体版PDF
・Trumble E, Lodge J, Mandrusiak A, Forbes R. Systematic review of distributed practice and retrieval practice in health professions education.
・Sheehy R, et al. Medical student use of practice questions in their studies. BMC Medical Education, 2024.
・厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023
・Medulava|医療系学生向け学習プラットフォーム
・Medulava|ソクラテス
・Medulava|使い方
Medulava の学習コンテンツとして、理解しやすさと再現性を意識して執筆しています。
この記事で理解した内容を、そのまま次の学習アクションへつなげられます。
理学療法士・作業療法士国家試験に合格するための勉強法を、合格率・合格基準・出題基準・過去問・模試・直前期まで体系的に解説。PT・OT学生向けの完全ロードマップです。