PT・OT国家試験はいつから勉強すべき?学年別の開始時期と失敗しない計画


理学療法士・作業療法士国家試験の模試の使い方を解説。判定に振り回されず、科目別・形式別・実地問題の弱点を診断し、復習で点数を伸ばす方法を紹介します。
理学療法士・作業療法士国家試験の直前期の過ごし方を解説。1ヶ月前、1週間前、3日前、前日にやること、睡眠、復習、実地問題対策、やってはいけない行動を整理します。
理学療法士・作業療法士国家試験の過去問は何周すべきかを解説。1周目・2周目・3周目の目的、誤答分析、実地問題対策、模試との使い分けまで整理します。
理学療法士・作業療法士国家試験はいつから勉強すべきかを学年別に解説。低学年、実習前、最終学年、直前期のやるべきことと、遅れた場合の立て直し方を紹介します。
理学療法士・作業療法士国家試験の勉強は、いつから始めればいいのでしょうか。
結論から言うと、理想は低学年からです。
ただし、最終学年からでも間に合う人はいます。
大事なのは、開始時期ではなく、開始した時点で何を優先するかです。
1〜2年生の段階では、国試過去問を本格的に回す必要はありません。
ただし、解剖学、生理学、運動学を「単位を取るための科目」で終わらせると、最終学年で苦労します。
低学年でやるべきことは次の3つです。
3年生以降は、臨床医学、評価学、治療学が増えます。ここで大事なのは、基礎科目と臨床科目を分けないことです。
たとえば脳卒中なら、神経解剖、運動麻痺、共同運動、感覚障害、ADL、装具、歩行をセットで整理します。変形性膝関節症なら、膝関節構造、疼痛、筋力低下、歩行、運動療法をつなげます。
この時期に「疾患ごとの地図」を作れると、国試だけでなく実習にも強くなります。
最終学年の前半でやるべきことは、過去問1周目です。
目的は点数ではありません。自分の弱点を知ることです。
1周目では、次のように分類してください。
解剖で落ちた
運動学で落ちた
生理で落ちた
病理で落ちた
臨床医学で落ちた
実地問題で読み負けた
これが分かれば、夏以降の勉強がかなり楽になります。
詳しくは、過去問の使い方を確認してください。
夏から秋は、最も伸びる時期です。
この時期は、過去問2周目と模試を使って、自分の弱点を具体化します。
見るべきなのは、単なる点数ではありません。
実地問題で落としているか
基礎科目で落としているか
PT/OT専門で落としているか
同じ疾患群で繰り返し間違えるか
模試の使い方は、模試の使い方で詳しく整理しています。
冬以降は、教材を増やす時期ではありません。
やるべきことは、次の3つです。
過去問3周目
模試で落とした問題の再確認
実地問題の読み方の固定
この時期に新しい参考書を増やすと、安心感は得られますが、復習時間が減ります。直前期は「知らないことを増やす」より「落とす問題を減らす」ほうが重要です。
1ヶ月前からでも、全く無理ではありません。ただし、やることを絞る必要があります。
優先順位は次の通りです。
直近数年分の過去問
実地問題
解剖・運動学の頻出論点
模試で間違えた問題
苦手科目の最低限確認
1ヶ月前から全範囲を完璧にしようとすると失敗します。合格基準を超えるために、点になりやすい部分からやってください。
時期 | 目標 |
|---|---|
1〜2年 | 解剖・生理・運動学の土台 |
3年 | 疾患と評価をつなげる |
最終学年前半 | 過去問1周目で弱点診断 |
PT・OT国家試験は、早く始めるほど有利です。ただし、遅れたから終わりではありません。
大事なのは、今の時期に合った優先順位を決めることです。低学年なら基礎、最終学年なら過去問、直前なら弱点と実地問題。これを間違えなければ、勉強は立て直せます。
全体像は、理学療法士・作業療法士国家試験の最強勉強法を確認してください。
PT・OT国家試験は、過去問を何周したかだけでは決まりません。
本当に差がつくのは、「なぜその答えになるのか」を説明できる状態まで戻せるかです。
Medulavaでは、ソクラテスで解剖・生理・運動学・病態のつながりを対話しながら確認できます。わからない論点をそのまま放置せず、理解の穴を早めに埋めたい人は、学習の補助として使ってみてください。
・Medulava|医療系学生向け学習プラットフォーム
・Medulava|ソクラテス
・厚生労働省|第61回理学療法士国家試験及び第61回作業療法士国家試験の合格発表について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準 全体版PDF
・Trumble E, Lodge J, Mandrusiak A, Forbes R. Systematic review of distributed practice and retrieval practice in health professions education.
・Sheehy R, et al. Medical student use of practice questions in their studies. BMC Medical Education, 2024.
・厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023
この記事で理解した内容を、そのまま次の学習アクションへつなげられます。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。
理学療法士・作業療法士国家試験に合格するための勉強法を、合格率・合格基準・出題基準・過去問・模試・直前期まで体系的に解説。PT・OT学生向けの完全ロードマップです。
模試と過去問2周目で弱点補強 |
冬 | 実地問題と苦手科目の集中対策 |
直前 | 新規教材を増やさず、誤答だけ復習 |