定義
TTPは、血液培養が培養装置で陽性となるまでの時間を表す情報です。報告の起点や装填までの時間の扱いは施設の手順で確認します。採血時刻と装置への装填時刻が同じとは限らず、記録した時刻の意味を確かめます。
影響する条件
菌量、菌種、採血量、先行抗菌薬、ボトルの種類、搬送や培養条件などが影響します。早く陽性となることが菌量などの手掛かりになる場合はありますが、すべての菌に共通する境界値で真の感染と汚染を分けることはできません。
陽性化時間だけで決めない
遅い陽性だから必ず混入、早い陽性だから必ず血流感染、とは判断しません。検出された菌、陽性セットの割合、血管内デバイスや人工物、患者の症状、他の検体や再採取の結果を組み合わせます。皮膚常在菌も、状況によって実際の病原体になります。
カテーテル由来との比較
カテーテル由来と末梢由来の陽性化時間の差が、感染源の評価に使われる場合があります。ただし同時期・同量など、比較の条件がそろっていることが前提です。単なる時間差だけでカテーテル感染を確定せず、診断手順や専門家の評価に従います。
記録の仕方
採取部位、日時、抗菌薬との前後関係、セット数と採血量、菌名、陽性となったセット、TTPをまとめます。時間を一つ追加することより、結果を左右する条件を共有することが大切です。