信頼区間とp値の読み方|有意差・効果の大きさ・推定の精度を分ける

p値が小さくても重要な差とは限りません。架空の平均差と95%信頼区間を使い、統計学的有意差、臨床的重要性、推定の精度を読み分けます。
p=0.03と書かれた研究を見て、「治療が効く確率は97%」と読んでいませんか。p値は、帰無仮説と解析の仮定のもとで、今回以上に極端な結果が出る確率です。効果がある確率や、結果が再現する確率ではありません。まず、何をどの単位で比べた研究かを確かめます。
p値の前に、差の向きと単位を確認する
平均差なら、介入群から対照群を引いたのか、その逆なのかを読みます。血圧の差−3 mmHgと、症状スコアの差−3点は、同じ「−3」でも意味が違います。低いほどよい指標なのかも確認が必要です。
差の指標では0、リスク比など比の指標では1が無効果に対応します。ここを取り違えると、信頼区間を正しく読めません。調整前後の推定値や、追跡時点を混ぜず、一つの比較条件にそろえます。