生理学の勉強法(リハ学生向け)|機序を理解してPT・OT国試の失点を減らす方法


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リハ学生向けに生理学の勉強法を解説。神経、筋収縮、循環、呼吸、代謝、反射を丸暗記せず、臨床医学・実地問題につなげる国試対策を紹介します。
生理学が苦手なリハ学生は多いです。
解剖学はまだ形が見える。運動学は身体を動かせば何となく分かる。でも生理学は、神経伝導、筋収縮、反射、循環、呼吸、代謝、内分泌など、目に見えない仕組みが多い。
そのため、用語だけを暗記して試験に臨む学生が少なくありません。しかし、PT・OT国家試験では、生理学は臨床医学や実地問題の理解に直結します。
生理学は、症状がなぜ起こるかを説明する科目です。
生理学で点が伸びない人は、だいたい次の状態です。
用語の意味だけを覚えている
図やグラフを避けている
神経・筋・循環・呼吸を別々に覚えている
病態やリスク管理に接続していない
過去問の答えだけ覚えている
たとえば「反射」を覚えるとき、膝蓋腱反射がL2〜L4という暗記だけでは弱いです。筋紡錘、Ia線維、脊髄反射弓、大腿神経、大腿四頭筋までつなげると、解剖学・運動学・臨床神経学まで接続できます。
生理学の基本は、正常の仕組みです。
しかし国試で問われるのは、正常だけではありません。
正常が崩れたとき、何が起きるか。ここまで考えると点になります。
正常機能
↓
異常が起きる
↓
症状が出る
↓
評価・リスク管理が必要になる
↓
リハ介入の注意点が決まるたとえば呼吸生理なら、正常な換気とガス交換を理解したうえで、COPD、間質性肺炎、肺炎、心不全、運動耐容能低下へつなげます。循環生理なら、心拍出量、血圧調節、静脈還流、自律神経を理解して、起立性低血圧や運動負荷時の注意へつなげます。
神経生理は難しく見えますが、国試対策では3つに分けると整理しやすいです。
活動電位、脱分極、再分極、髄鞘、有髄線維、跳躍伝導。
抑制性シナプス、GABA、相反抑制、筋緊張の調整。
伸張反射、腱反射、屈曲反射、姿勢反射。
この3つを押さえると、痙縮、筋緊張、反射亢進、末梢神経障害の理解につながります。
筋収縮は、生理学と運動学の接点です。
アクチン、ミオシン、カルシウム、ATP、神経筋接合部、運動単位。これらを単語として覚えるのではなく、筋力低下、疲労、廃用、運動療法までつなげます。
たとえば、神経筋接合部の問題は、重症筋無力症や筋疲労の理解につながります。運動単位の動員は、筋力発揮や筋電図の理解にもつながります。
関連して、運動学の勉強法もセットで確認してください。
リハ学生にとって、循環・呼吸は国試だけでなく臨床実習でも重要です。
心拍出量
血圧
静脈還流
自律神経
運動時の循環応答
心不全の病態
換気
拡散
酸素解離曲線
呼吸筋
肺気量分画
運動時の呼吸応答
これらは、内部障害、心大血管リハ、呼吸リハ、運動負荷、バイタルサインの問題に直結します。
生理学はグラフを避けると伸びません。
特に書けるようにしたいのは次のグラフです。
活動電位
筋の長さ-張力関係
酸素解離曲線
Frank-Starling機構
肺気量分画
血圧調節
運動負荷と心拍数
完璧な図でなくて構いません。縦軸と横軸が何を表すか、グラフが右に動くと何が起きるかを説明できれば十分です。
活動電位、シナプス、反射。
筋収縮、運動単位、筋疲労。
心拍出量、血圧、自律神経。
換気、拡散、肺気量、酸素解離曲線。
糖代謝、エネルギー代謝、ホルモン。
生理学の過去問をまとめて解く。
臨床問題の中でどの生理学が使われたか確認する。
生理学は、目に見えない仕組みを扱うため苦手になりやすい科目です。しかし、正常機能から異常、症状、リハの注意点までつなげると、一気に得点源になります。
国試対策では、読むだけではなく、グラフを書き、言葉で説明し、過去問で確認してください。
全体の勉強計画は、理学療法士・作業療法士国家試験の最強勉強法も参考にしてください。
PT・OT国家試験は、過去問を何周したかだけでは決まりません。
本当に差がつくのは、「なぜその答えになるのか」を説明できる状態まで戻せるかです。
Medulavaでは、ソクラテスで解剖・生理・運動学・病態のつながりを対話しながら確認できます。わからない論点をそのまま放置せず、理解の穴を早めに埋めたい人は、学習の補助として使ってみてください。
・Medulava|医療系学生向け学習プラットフォーム
・Medulava|ソクラテス
・厚生労働省|第61回理学療法士国家試験及び第61回作業療法士国家試験の合格発表について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準について
・厚生労働省|令和6年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準 全体版PDF
・Trumble E, Lodge J, Mandrusiak A, Forbes R. Systematic review of distributed practice and retrieval practice in health professions education.
・Sheehy R, et al. Medical student use of practice questions in their studies. BMC Medical Education, 2024.
・厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023
・Medulava|医療系学生向け学習プラットフォーム
・Medulava|ソクラテス
・Medulava|使い方
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この記事で理解した内容を、そのまま次の学習アクションへつなげられます。
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