失神の問診とアセスメント|前・最中・回復後を比べる

一過性意識消失を失神と決めつけず、姿勢、前駆症状、目撃情報、回復後の状態から考えます。心原性を疑う手がかりと、短いけいれん様運動の解釈も整理します。
短時間意識を失い、その後に回復したという出来事を、一過性意識消失として評価します。失神はその一部で、一過性の全脳低灌流による急速な発症、短い持続、自然で完全な回復を特徴とします。けいれん発作など別の原因もあるため、本人と目撃者の情報を時間順に集めます。ここでは主に16歳以上の初期評価を扱います。
意識が戻った後も、緊急性を確認する
呼吸や循環、意識の回復が不十分な場合は、失神の分類に進む前に緊急対応が必要です。家庭で反応や呼吸の異常があれば119番へ連絡します。回復していても、胸痛、息切れ、外傷、出血、神経症状などを伴えば、その原因を速やかに評価します。
出来事が失神に当たるか不明なこともあります。「倒れた」ことと「意識を失った」ことを区別し、転倒前後の記憶、目撃された反応、持続時間を確かめます。目撃されていない時間を、本人の推測だけで正確な秒数として記録しません。