多尿と頻尿の違い|尿量・尿浸透圧・血糖から考える

排尿回数の増加と一日尿量の増加を区別し、浸透圧利尿と水利尿を比較します。血清Naと尿浸透圧、ADHと髄質勾配を、架空の記録例からつなげます。
「トイレが近い」は、回数の話か尿の総量の話かを確かめます。頻尿は排尿回数が多い状態、多尿は一定期間に作られる尿量が多い状態です。夜間の排尿も、総尿量、時間帯への偏り、膀胱の問題、睡眠など複数の視点で考えます。ここでは成人の尿量と濃縮の評価を整理します。
回数に加えて、一回量と一日の量を記録する
編集部作成の比較例です。成人Aは24時間に12回、各100 mLで合計1.2 L、成人Bは24時間に7回、各600 mLで合計4.2 Lでした。同じ「回数が多い」という訴えでも、AとBでは検討する方向が違います。回数の多いAの方が、多尿だとはいえません。