高K血症のアセスメント|検体・心電図・移動と排泄を分ける

血清K高値を見たときに、検体条件と緊急性を並行して確認します。心電図の限界、細胞内外移動と体外排泄、治療の目的の違いを整理します。
血清Kが高いときは、検査値が体の状態を反映するかと、心臓などへの影響がないかを並行して確認します。再採血の必要性を考えることと、緊急対応を遅らせないことは両立します。成人を中心に、Kの移動と排泄、治療ごとの目的を整理します。
高値の程度と経過、心電図を同時に評価する
高K血症は不整脈の原因となり得ます。脱力、動悸、失神、徐脈、心電図変化などと、値の高さや上昇の速さ、腎機能、酸塩基、全身状態を合わせて緊急性を判断します。UK Kidney Associationの成人ガイドラインでは、6.5 mmol/L以上を重症として扱いますが、それ未満なら安全という境界ではありません。
T波の変化、PR延長、QRS幅の増大などが見られる場合があります。ただし変化が一定の順番に現れるとは限らず、重い高K血症でも典型的な心電図変化が乏しい場合があります。正常に見える心電図から、高値を放置してよいとは判断しません。失神や意識・呼吸の異常があれば、家庭でも救急対応を優先します。