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異所性妊娠は、受精卵が子宮腔以外の場所(約90%以上が卵管膨大部)に着床する異常妊娠。破裂すると腹腔内への大出血を引き起こし、出血性ショックで母体の命に関わる産婦人科領域の最重要救急疾患である。
破裂前:無月経、少量の不正出血、軽い下腹部痛。
破裂時:突然の激烈な下腹部痛、出血性ショック(頻脈、冷汗、血圧低下、意識消失)。腹腔内出血によるダグラス窩の圧痛、Cullen徴候(臍周囲の暗赤色出血斑)。
尿/血清hCG:陽性(必須)。
経腟超音波:子宮内胎嚢(GS)の欠如、付属器(卵管)領域の腫瘤エコー、ダグラス窩の腹水(血液)貯留。
※正常妊娠や切迫流産との鑑別が重要。
外科的治療(主流):腹腔鏡下手術(または開腹手術)による患側卵管切除術、または卵管線状切開による胎嚢摘出術(卵管温存)。破裂によるショック時は緊急開腹手術と大量輸液・輸血。
内科的治療:破裂前で特定の条件(hCGが低値、腫瘤が小さいなど)を満たせば、メトトレキサート(MTX)の全身投与による保存的治療が選択されることがある。
病態
クラミジア感染などによる卵管炎、卵管周囲癒着、または体外受精などがリスクとなる。子宮内膜以外の組織は受精卵の発育に耐えられないため、妊娠進行とともに卵管が破裂・流産する。
試験・臨床での重要ポイント
「妊娠可能な年齢の女性」が「無月経(生理の遅れ)」と「下腹部痛」「不正出血」を訴えたら、真っ先に疑い妊娠反応(hCG)を調べるのが絶対の鉄則。
経腟超音波エコーで『hCGが陽性なのに、子宮内に胎嚢(GS)が見えない』、かつ『ダグラス窩(子宮の後ろ)にエコーフリースペース(出血の貯留)』があれば強く疑う。
覚え方・コツ
「異所性妊娠は『子宮以外の場所で育って爆発する時限爆弾』!若い女性の腹痛を見たら、まず妊娠検査薬(hCG)を使え!hCGが出ているのに子宮が空っぽならビンゴ。卵管が破裂(パァン!)すると血圧がストンと落ちてショック状態になる超緊急事態!破裂する前に見つけて対応しろ!」
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羊水は主に「胎児の尿」で作られ、「胎児が嚥下(飲み込む)して消化管から吸収する」ことで一定の量が保たれている。このサイクルの破綻により、羊水インデックス(AFI)が24cm以上を「羊水過多」、5cm以下を「羊水過少」と定義する。
前置胎盤は、胎盤が正常より低い位置に付着し、子宮口(内子宮口)の全体または一部を覆っている状態。妊娠後期の「無痛性性器出血」を特徴とし、経腟分娩は不可能で予定帝王切開となる。内診は出血を誘発するため「絶対禁忌」である。
更年期障害は、閉経前後の女性において卵巣機能の低下(エストロゲンの急減)により生じる、自律神経失調症状や精神症状を中心とする多彩な症候群である。顔のほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)が特徴的である。
月経困難症は、月経に随伴して起こる病的症状(強い下腹部痛など)で、日常生活に支障をきたす状態である。原因となる器質的疾患がない「機能性」と、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因となる「器質性」に分類され、いずれもNSAIDsや低用量ピルが第一選択となる。