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心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、生命を脅かすような強烈なトラウマ体験後に、フラッシュバックや回避行動などの症状が1ヶ月以上持続する疾患である。CBTや国試では、1ヶ月未満の急性ストレス障害(ASD)との鑑別や、SSRIおよびトラウマ焦点化認知行動療法が頻出である。
フラッシュバック(侵入症状:トラウマ体験が突然鮮明に蘇る)
回避行動(トラウマを想起させる場所や状況を避ける)
認知と気分の陰性変化(感情鈍麻、記憶の欠落)
過覚醒(不眠、イライラ、過剰な警戒心)
初期評価
トラウマ体験の存在と、上記の4つの症状クラスターが1ヶ月以上持続し、社会生活に支障をきたしていることを問診で確認する。
鑑別
急性ストレス障害(ASD:1ヶ月以内で自然軽快することが多い)、適応障害(生命の危機ではないストレスによる)、うつ病。
治療
安心・安全な環境の確保が最優先。薬物療法の第一選択は「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」。抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)の漫然とした投与は推奨されない。精神療法として、トラウマ焦点化認知行動療法(持続エクスポージャー療法など)やEMDRが行われる。
病態
生死に関わるようなトラウマ(災害、事故、犯罪被害など)によって脳(扁桃体や海馬)の機能異常が生じ、強烈な恐怖記憶が適切に処理されずフラッシュバックなどを起こす。
試験での重要ポイント
症状の持続期間が『1ヶ月以上』であることが診断基準であり、1ヶ月未満の場合は『急性ストレス障害(ASD)』と診断される点が超頻出。
主要症状は①トラウマの再体験(フラッシュバック、悪夢)、②回避・恐怖(現場に近づけない、感情の麻痺)、③過覚醒(不眠、些細な音に驚く)である。治療の第一選択薬は『SSRI』。精神療法としては、持続エクスポージャー療法(PE)やEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)が行われる。
覚え方・コツ
「命に関わるトラウマから『1ヶ月以上』経ってもフラッシュバックと過覚醒が続くのがPTSD!1ヶ月未満ならASD。現場を避ける(回避)。治療はSSRIと、トラウマに向き合う認知行動療法!」
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統合失調症は、思春期から青年期に発症し、幻覚・妄想などの陽性症状と、感情鈍麻・意欲低下などの陰性症状を呈する精神疾患である。CBTや国試では、ドパミン過剰による幻聴や連合弛緩、および非定型抗精神病薬による治療と副作用(悪性症候群、錐体外路症状)が超頻出である。
適応障害は、明確なストレス因(転勤、人間関係、病気など)に対して不釣り合いなほどの苦痛を感じ、抑うつや不安などの情緒的・行動的症状をきたす疾患である。CBTや国試では、ストレス因から離れると症状が軽快する点や、第一選択の対応が環境調整であることが頻出である。
注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意(集中力がない、ミスが多い)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくとすぐ行動する)を特徴とする神経発達症である。前頭前野を中心としたドパミンやノルアドレナリンの機能不全が関与している。CBTや医師国家試験では、DSM-5の診断基準(12歳以前の発症)、合併症(ASD、LD)、および薬物療法の作用機序の使い分けが頻出である。
身体症状症は、痛みや疲労感などの身体症状が長期間持続し、それに対して過度な不安やとらわれを抱き、日常生活に支障をきたす精神疾患である。CBTや国試では、器質的異常がないことへの理解を促し、不必要な検査を避けて支持的に関わる姿勢が問われる。