主に肝での糖新生抑制などを介して血糖を下げる2型糖尿病治療薬です。腎排泄と乳酸アシドーシスのリスクを関連付けて学びます。
メトグルコ
ビグアナイド薬
肝糖産生の抑制、末梢での糖利用への作用などにより血糖を改善します。インスリン分泌を直接促す薬とは異なります。単剤では低血糖を起こしにくい特徴がありますが、併用薬や摂取状況によって低血糖への注意が必要になります。
食事・運動療法などで十分な効果が得られない2型糖尿病に用いられます。腎機能、全身状態、年齢、併用薬を踏まえ、適応と投与量を確認します。急性のDKAを治療する薬ではありません。
下痢、悪心などの消化器症状がみられます。重大な乳酸アシドーシスでは、消化器症状、倦怠感、呼吸や意識の異常などが問題になります。症状だけで判別せず、乳酸、pH、腎機能、循環、酸素化を評価します。服用患者の乳酸高値がすべて本剤だけによるとは限りません。
腎機能や乳酸代謝に影響する薬剤、血糖降下薬、ヨード造影剤などとの関係を確認します。造影検査や体調不良時の休薬・再開は、電子添文と処方医の計画に従います。嘔吐や下痢で水分が取れないときに、普段どおりの服用を続けてよいと自己判断しないでください。
乳酸アシドーシスの既往、重度腎機能障害(eGFR 30 mL/分/1.73 m²未満や透析)、重度肝障害、低酸素を伴いやすい重い全身状態、脱水やその懸念、過度の飲酒などは電子添文の禁忌を確認します。ここで挙げた項目は全項目の代わりではありません。中等度の腎機能低下でも投与条件は変わります。
腎排泄の低下と全身の低酸素・脱水を、乳酸アシドーシスのリスクへ結び付けます。血糖の改善だけで安全性を判断しません。関連:メトホルミンと乳酸。
参考資料 PMDA「メトグルコ錠」電子添文 2023年11月改訂 第5版 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」第2章 治療の目標と指針
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