急性腹痛のアセスメント|発症・部位・経過と緊急性をつなぐ


尿が少ないときに、測定期間と体重、膀胱への貯留、循環と腎機能を順に確認します。尿量の計算例と排尿反射を使い、乏尿と尿閉、AKIの違いを整理します。
尿潜血陽性と赤血球を伴う血尿を区別し、採尿条件、沈渣、蛋白尿、腎機能を組み合わせます。糸球体を疑う所見と、泌尿器の評価を続ける理由を整理します。
尿蛋白の試験紙と定量検査の違い、ACR・PCRの単位、糸球体と近位尿細管の役割を比較します。架空の計算例から、持続性と腎機能を合わせる読み方を学びます。
腹痛の場所から病名を決めず、発症の速さ、痛みの変化、嘔吐・排便・循環所見を組み合わせます。内臓痛と体性痛、腸閉塞を疑う情報、膵外分泌とのつながりを整理します。
急にお腹が痛くなったとき、部位だけで原因を一つに決めることはできません。消化管に加え、胆膵、尿路、生殖器、血管や胸部の病気も候補になります。まず呼吸・循環と全身状態を確認し、痛みがどう始まり、どう変わったかを追います。ここでは主に成人の評価を学びます。
意識の変化、失神、冷汗、末梢冷感、血圧低下、強い持続痛、腹部の硬さや著しい膨満などは、迅速な評価につなげます。医療現場では応援を呼び、気道・呼吸・循環の問題へ対応します。家庭で急な強い腹痛に意識や呼吸の異常を伴う場合は119番へ連絡します。
血圧が保たれていても低灌流は否定できません。高齢者、免疫抑制状態、妊娠の可能性、抗凝固薬の使用などで評価の条件も変わります。典型的な発熱や痛みの強さがそろうまで待つという順序にはしません。
突然最大となったのか、数時間かけて強まったのか、持続するのか波があるのかを確認します。最初の部位と今の部位、食事・体動・排便との関係、背部や肩などへの広がりも記録します。現在の一点だけを問診表へ書くと、経過が失われます。
確認する情報 | 具体化する内容 | 解釈の注意 |
|---|---|---|
時間 | 発症時刻、突然か徐々か、増悪と軽快 | 受診した時刻を発症時刻と混同しない |
部位と変化 | 最初と現在の部位、放散、移動 | 臓器の位置と痛む場所は一対一ではない |
消化管の機能 | 嘔吐、最後の排便・排ガス、腹部膨満 | 下痢や便が出たことだけで閉塞を除外しない |
背景 | 手術歴、薬剤、月経・妊娠の可能性、尿路症状 | 消化器以外の原因も比較する |
内臓の伸展などに伴う痛みは、部位を指し示しにくく、広い範囲に感じられることがあります。壁側腹膜の刺激に伴う体性痛は局在が明瞭になりやすく、体動や咳で強まる場合があります。関連痛では、原因のある臓器と離れた部位に痛みを感じます。
編集部作成の学習例として、初めは臍の周囲が漠然と痛み、その後、右下腹部へ局在して体動で増悪する経過を考えます。虫垂炎で学ぶ典型例ですが、この経過だけで診断を確定するものでも、すべての虫垂炎に現れるものでもありません。内臓からの入力と壁側腹膜への刺激を分けて理解するための例です。
腹部手術歴があり、腹痛に嘔吐、膨満、排ガス停止が重なる例では、機械的な腸閉塞などを優先して評価します。腸管運動の低下による通過障害もあり、病歴と診察、画像などで比べます。腸雑音の有無だけで分類を確定しません。
蠕動は、腸管の口側が収縮し肛門側が弛緩するなど、局所神経回路と平滑筋が協調して内容を送る働きです。腹痛や嘔吐があればこの働きの異常も候補になりますが、閉塞の場所や腸管の血流までは音や回数から分かりません。自分で強く腹部を押して症状を再現しようとせず、必要な評価へつなげます。
膵外分泌では腺房細胞が主に消化酵素、導管細胞が主にHCO3に富む液を分泌します。酸性の内容が十二指腸へ入ると、セクレチンが導管のHCO3分泌を促す方向に働きます。脂肪やアミノ酸などに反応するCCKは、酵素分泌や胆嚢収縮に関わります。
この生理は上腹部の症状を学ぶ土台ですが、膵炎や胆道疾患を症状だけで確定する式ではありません。診察と目的に合う検査を組み合わせます。痛みが軽くなった後も、循環、腹部所見、嘔吐、排便・排ガスなどがどう変わったかを再評価します。
急性腹痛の評価
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3問を解く医療系学生向けの学習情報を編集・提供しています。
排尿回数の増加と一日尿量の増加を区別し、浸透圧利尿と水利尿を比較します。血清Naと尿浸透圧、ADHと髄質勾配を、架空の記録例からつなげます。