ショックのアセスメント|血圧・心拍出量・末梢灌流をつなぐ

ショックを低血圧だけで判断せず、皮膚、意識、尿量、乳酸とその変化から評価します。4つの機序、心拍出量と血管抵抗の計算、再評価の考え方を整理します。
ショックは、生命を脅かす急性の循環不全です。組織への酸素供給や利用が需要に見合わず、臓器の機能が損なわれます。血圧低下は重要な所見ですが、血圧が保たれている段階でも組織低灌流は起こります。数字と患者の変化を同時に追うことが評価の中心です。
血圧と一緒に、皮膚・意識・尿量を見る
皮膚の温度、色調やまだら、毛細血管再充満時間、意識、尿量、心拍数とリズム、呼吸を組み合わせます。低灌流が疑われれば応援を呼び、原因検索と初期対応を急ぎます。家庭で反応の低下や呼吸の異常がある場合は119番へ連絡します。
末梢血管収縮で血圧が維持されていても、四肢冷感や尿量低下などが現れることがあります。反対に、分布異常性ショックでは皮膚が温かい場合もあります。一つの所見を全員に当てはめず、測定条件と発症前の状態を確認します。尿量は観察時間、腎機能、尿路閉塞、利尿薬などにも影響されます。