急性下痢のアセスメント|便性状・脱水・曝露歴から考える

水様便か血便か、摂取と喪失、食事・渡航・服薬歴を組み合わせて急性下痢を評価します。分泌・浸透圧・吸収の違いと、経口補水が働く理由も整理します。
急性下痢の評価では、回数だけでなく、便の性状、飲めた量、尿量、全身状態を確かめます。感染性の原因は重要ですが、薬剤や食事、炎症など別の機序もあります。ここでは成人を中心に、症状と曝露歴から次の評価を考えます。
便の分類と同時に、脱水・循環を確認する
反応の低下、失神、末梢の冷感、血圧低下、著しい尿量低下、強い腹痛、血便などは評価を急ぐ情報です。家庭で意識や呼吸の異常があれば119番へ連絡します。高齢者、基礎疾患や免疫抑制のある人、妊娠中などでは、症状と背景を合わせて慎重に判断します。
「下痢が5回」でも、少量ずつか大量の水様便か、十分に補えているかで体への影響は違います。最後に飲めた時刻と量、最後の排尿、嘔吐や発熱の併存を具体化します。尿が少ない場合は体液量だけでなく、腎機能や尿路なども考えます。