肩関節周囲炎のリハビリ完全ガイド|五十肩・凍結肩の評価・ROM・痛みへの対応を解説

肩関節周囲炎・凍結肩のリハビリを、病期、疼痛、ROM、肩甲帯、ADL、運動療法、注意点までリハ学生向けに解説。無理なストレッチで悪化しない考え方も整理。

肩関節周囲炎・凍結肩のリハビリを、病期、疼痛、ROM、肩甲帯、ADL、運動療法、注意点までリハ学生向けに解説。無理なストレッチで悪化しない考え方も整理。
Brunnstrom stageの覚え方をリハ学生向けに解説。ステージⅠ〜Ⅵ、共同運動パターン、上肢・手指・下肢の見方、国試での選択肢の切り方を整理します。
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反射検査をリハ学生向けに解説。深部腱反射、病的反射、反射弓、上下位運動ニューロン障害、左右差、記録方法、国試ポイントまで整理します。
肩関節周囲炎、いわゆる五十肩や凍結肩のリハビリでは、「可動域が狭いから強く伸ばす」と覚えると失敗しやすいです。肩関節周囲炎は痛みの強い時期、拘縮が目立つ時期、回復していく時期で介入の考え方が変わります。
JOSPTのadhesive capsulitis臨床実践ガイドラインや、近年の凍結肩ガイドラインでは、評価と保存療法、物理療法、運動療法、注射療法などが整理されています。学生が押さえるべきなのは、病期に合わせて痛みと可動域をどう扱うかです。
この記事はリハ学生・医療系学生の学習用です。実際の治療内容、運動負荷、禁忌判断は、医師の指示、施設基準、患者さんの状態、指導者の判断に従ってください。疾患別リハビリは「一般論」だけでは決められず、急性期・回復期・生活期、合併症、既往、服薬、疼痛、認知機能、家族背景で大きく変わります。
肩関節周囲炎では、痛みと可動域制限が中心ですが、時期によって問題の中心が変わります。
病期 | 主な特徴 | リハビリの考え方 |
|---|---|---|
疼痛期 | 夜間痛、安静時痛、動作時痛 | 痛みを悪化させない、生活動作を調整する |
拘縮期 | ROM制限が目立つ、痛みはやや落ち着く | 可動域、肩甲帯、代償動作を整える |
回復期 | 可動域が改善してくる | 筋力、ADL、上肢使用を回復させる |
強い痛みがある時期に無理なストレッチをすると、防御性収縮や痛みの増悪につながることがあります。
評価 | 見る内容 | ポイント |
|---|---|---|
疼痛 | 夜間痛、安静時痛、動作時痛 | 病期判断に重要 |
ROM | 屈曲、外転、外旋、内旋 | 外旋制限が目立ちやすい |
代償動作 | 肩甲骨挙上、体幹側屈 | 見かけの挙上角度に注意 |
肩甲帯 |
疼痛期は、痛みの軽減と生活動作の調整が中心です。無理に可動域を広げるより、痛みの出る姿勢や動作を確認し、負担の少ない使い方を提案します。睡眠姿勢、衣服の着脱、洗体、荷物の持ち方なども重要です。
拘縮期では、関節包や軟部組織の制限を考えながら、無理のない範囲で可動域練習を行います。肩甲帯、胸椎、体幹の動きも合わせて見ます。肩関節だけを強く動かすのではなく、肩甲上腕リズムを整える視点が必要です。
回復期では、可動域改善に加えて、腱板、肩甲帯、上肢使用、ADL動作を練習します。可動域が戻っても、生活で使わなければ機能は戻りにくいです。
振り子運動
テーブルスライド
タオルを使った補助運動
肩甲帯の運動
胸椎伸展・回旋
外旋・内旋の軽い可動域練習
痛みが落ち着いた後の筋力練習
ただし、すべての患者さんに同じ運動を出すわけではありません。疼痛、ROM、合併症、医師の指示、病期に合わせて調整します。
病期を聞かずにROM練習を始める
夜間痛を確認しない
肩甲骨挙上を見逃して「挙上できている」と判断する
外旋制限を見ない
痛みを我慢させて可動域を広げようとする
ADLの困りごとを聞かない
肩関節周囲炎により肩関節外旋・外転ROM制限と夜間痛を認める。疼痛期の要素が残存しており、無理な他動伸張では疼痛増悪の可能性がある。まず疼痛を悪化させない範囲で自動介助運動と肩甲帯運動を行い、更衣・洗体動作の負担軽減を図る。疼痛軽減後は可動域改善と上肢使用頻度の向上を目標とする。疾患別リハビリ完全ガイド
ROM測定のコツ
MMTのやり方と覚え方
リハビリ症例レポートの書き方
PT・OT国家試験直前期の過ごし方
Medulava 疾患図鑑:肩関節周囲炎
必ずしもそうではありません。痛みが強い時期に無理なストレッチをすると悪化することがあります。病期と疼痛を確認し、負荷を調整することが重要です。
外旋制限、夜間痛、可動域制限、病期、ROM測定、ADL制限が問われやすいです。
更衣、結髪、結帯、洗体、家事、仕事動作など、上肢を使う生活場面を具体的に見ます。
疾患別リハビリでつまずきやすいのは、「疾患名は知っているのに、評価や介入に落とせない」ことです。Medulavaでは、疾患図鑑で病態・症状・検査・治療の全体像を確認し、アスクレピアで評価結果や考察の意味を整理できます。
アスクレピアで疑問を整理する
実習レポートや国試対策では、疾患図鑑で病態を確認してから、評価所見・ADL・介入方針を自分の言葉でつなぐと、暗記ではなく説明できる知識に変わります。
JOSPT|Shoulder Pain and Mobility Deficits: Adhesive Capsulitis
Clinical Practice Guidelines for Diagnosis and Non-Surgical Treatment of Primary Frozen Shoulder
Medulava の学習コンテンツとして、理解しやすさと再現性を意識して執筆しています。
この記事で理解した内容を、そのまま次の学習アクションへつなげられます。
FIMの評価方法をリハ学生向けに解説。18項目、7段階採点、運動項目・認知項目、実習レポートでの書き方、ADL評価としての使い方を整理します。
肩関節だけでなく肩甲胸郭関節を見る |
筋力 | 腱板、三角筋、肩甲帯筋 | 痛みによる出力低下と分ける |
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