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子宮頸がんは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染によって子宮頸部の移行帯(SCJ)から発生する悪性腫瘍である。CIN(子宮頸部前癌病変)を経て浸潤癌へ進行する。CBTや医師国家試験では、細胞診(ベセスダシステム)から組織診への診断フローや、進行度に応じた治療(円錐切除術から広汎子宮全摘出術まで)が超頻出の重要疾患である。
初期は無症状。
接触出血(性交後出血:最も特徴的な初発症状)
不正性器出血、悪臭を伴う水様性・血性の帯下(おりもの)増多
進行期の症状:骨盤痛、下肢の浮腫、尿管への浸潤による水腎症や背部痛
初期評価
20歳以上の女性に対する子宮頸がん検診(細胞診)でスクリーニングする。接触出血の訴えがあれば直ちに内診と細胞診を行う。
検査
①細胞診(液状化検体:ベセスダシステムで評価)、②HPV-DNA検査、③コルポスコピー下狙い組織診(酢酸加工で白色化した部位を生検し確定診断)。進行期の決定には、内診・直腸診、および骨盤MRI検査(子宮傍組織や腟壁への浸潤、リンパ節転移の評価)を実施する。
鑑別
子宮頸管ポリープ、頸管炎、子宮筋腫(粘膜下筋腫の脱出)などと鑑別する。
治療(進行期により異なる)
【CIN3(高度異形成・上皮内癌)、IA1期】妊孕性温存を希望する場合は「子宮頸部円錐切除術」。
【IA2期】準広汎子宮全摘出術+骨盤リンパ節郭清。
【IB1期〜IIB期】「広汎子宮全摘出術(子宮傍組織を広く切除し、骨盤リンパ節郭清を伴う)」または同時化学放射線療法(CCRT)。若年者の早期癌で妊孕性温存希望があれば広汎子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)も考慮される。
【III期〜IV期】CCRTまたは全身化学療法。
予防
HPVワクチンの定期接種が一次予防として極めて重要である。
病態
ハイリスク型HPV(主に16型、18型)の持続感染により、扁平上皮細胞が異形成(CIN:軽度・中等度・高度)を生じ、上皮内癌(CIS)を経て間質に浸潤する。組織型は「扁平上皮癌」が最多であるが、近年はHPVと関連が薄いこともある「腺癌」の割合も増加している。
試験での重要ポイント
スクリーニングは『細胞診(ベセスダシステム:ASC-US、LSIL、HSILなど)』で行う。異常があれば『HPV検査』や『コルポスコピー(腟拡大鏡)下狙い組織診』へ進む。コルポスコピーでは『酢酸加工』を行い、白色化(ホワイトリングやモザイクなど)した部位を狙って生検する点が頻出。進行期による術式の違いが重要であり、前癌病変(CIN3)や微小浸潤癌(IA1期)は妊娠機能温存のための『子宮頸部円錐切除術』、IB1期〜IIB期では骨盤リンパ節郭清を伴う『広汎子宮全摘出術』または放射線治療(CCRT)が適応となる。
覚え方・コツ
「頸がんはHPVの仕業(移行帯・SCJに発生)。検査の流れは『細胞診(ベセスダ)→コルポで酢酸加工(白く光る所を狙う)→組織診』。初期(IA1まで)は円錐切除で子宮を残せるが、進むと広汎子宮全摘出!」
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卵巣がんは、卵巣の表層上皮から発生する悪性腫瘍である。初期症状に乏しく、腹水や腹部膨満感を契機に進行期で発見されることが多いため「サイレントキラー」と呼ばれる。CBTや国試では、4つの主要組織型(漿液性、明細胞、粘液性、類内膜)の特徴、腫瘍マーカーCA125、および腫瘍減量術とTC療法が超頻出である。
産褥熱は、分娩後24時間以降から産後10日以内の期間に、2日以上続く38℃以上の発熱をきたす感染症の総称である。大多数は子宮内感染(子宮内膜炎)に起因する。CBTや国試では、悪露の悪臭や子宮の圧痛といった子宮内膜炎のサインと、広域抗菌薬による治療が頻出である。
子宮筋腫は、子宮筋層の平滑筋から発生する良性腫瘍であり、女性骨盤内腫瘍で最も頻度が高い。エストロゲン依存性で増大し、粘膜下・筋層内・漿膜下に分類される。CBTや医師国家試験では、過多月経と鉄欠乏性貧血(特に粘膜下)、MRIでのT2低信号、およびGnRHアゴニストを用いた偽閉経療法が頻出の重要疾患である。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、慢性的な無排卵、高アンドロゲン血症、卵巣の多嚢胞性変化を特徴とする内分泌疾患である。月経異常(無月経や稀発月経)、不妊症、肥満、多毛を主訴とする。CBTや医師国家試験では、特異的なホルモン値の異常(LH高値・FSH正常)や、挙児希望の有無による治療法の選択が毎年問われる超頻出疾患である。