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ダンピング症候群は、胃切除術後の代表的な合併症であり、食物が急速に腸管内に流入(ダンプ)することで起こる。食後20〜30分で起こる早期ダンピング(めまい、腹痛)と、食後2〜3時間で起こる後期ダンピング(低血糖)があり、食事指導が超頻出である。
【早期ダンピング(食後20〜30分)】:全身症状(動悸、頻脈、発汗、めまい、顔面紅潮、脱力感)、消化器症状(腹部膨満感、腹痛、悪心、下痢)。
【後期ダンピング(食後2〜3時間)】:低血糖症状(冷汗、動悸、手指振戦、脱力感、めまい、意識障害)。
初期評価
胃切除の既往と、食後の特徴的な症状の発現時間から臨床的に診断する。
検査
後期ダンピング疑いでは、75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)などで、食後2〜3時間の低血糖の推移を確認する。
治療方針(食事指導が中心)
「少量頻回食(1日の食事を5〜6回に分ける)」「ゆっくり時間をかけてよく噛む」「食後の休息(特に早期ダンピング予防に有効)」「糖質(炭水化物)を控え、タンパク質・脂質・食物繊維を増やす」。
後期ダンピングの発作時(低血糖症状)にはアメやブドウ糖などの糖分を直ちに摂取させる。難治例にはα-グルコシダーゼ阻害薬(糖の吸収を遅らせる)やソマトスタチンアナログを用いる。
病態と分類
胃切除により幽門機能(少しずつ胃から腸へ食物を送り出す機能)が失われ、食物が急激に空腸へ流入する。
【早期ダンピング】:食後20〜30分。高浸透圧の食物が急に腸に入るため、細胞外液が腸管内へ移動して『循環血漿量減少』をきたす。また、腸管拡張によりセロトニンなどの消化管ホルモンが放出され、血管運動神経症状や消化器症状が起きる。
【後期ダンピング】:食後2〜3時間。急激な糖吸収に対してインスリンが過剰分泌され、そのインスリンが遅れて効いてくるため『反応性低血糖』をきたす。
試験での重要ポイント
発症時間ごとの症状の違いが頻出。早期は「めまい・動悸(循環血漿量減少)」と「腹痛・下痢」。後期は「冷汗・手指振戦・意識障害(低血糖)」。予防と治療の基本は『食事の少量頻回摂取(1日5〜6回)』と『ゆっくりよく噛む』ことである。後期ダンピングの発作時(低血糖症状)にはアメなどの糖分を摂取させる。
覚え方・コツ
「胃を切った後のダンピング(ドバッと落ちる)現象!【早期(すぐ)】は水分が腸に奪われて血圧が下がりフラフラ(めまい)、お腹が痛い。【後期(3時間後)】はインスリンが出すぎて低血糖になり冷や汗・ガクガク!予防は『ゆっくり、ちょこちょこ食い(少量頻回食)』!」
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抗リン脂質抗体症候群(APS)は、自己抗体である抗リン脂質抗体が陽性となり、動静脈の血栓症や習慣流産(不育症)を引き起こす自己免疫疾患である。体内で血栓ができやすいにもかかわらず、検査(in vitro)ではAPTTが延長するのが特徴的な引っかけである。
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椎間板ヘルニアは、椎体間のクッションである椎間板の髄核が線維輪を突き破って脱出し、脊髄や神経根を圧迫する疾患である。若年〜壮年の男性に多く、腰痛とともに片側の激しい下肢放散痛(坐骨神経痛)やしびれをきたす。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、多彩な自己抗体(特に抗dsDNA抗体)が産生され、全身の皮膚、関節、腎臓、中枢神経などに炎症をきたす多臓器疾患である。20〜40代の女性に好発し、Ⅲ型アレルギーによる免疫複合体の沈着(ループス腎炎など)が病態の核心となる。