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緑内障は、視神経が障害され視野が欠損する疾患である。急性閉塞隅角緑内障の急性発作は激しい眼痛と頭痛を伴い、散瞳薬が絶対禁忌となる。慢性の開放隅角緑内障は無症状で進行する。CBTや医師国家試験では、ピロカルピンによる縮瞳やレーザー虹彩切開術が頻出である。
【急性発作】:激しい眼痛、頭痛、悪心・嘔吐、急激な視力低下、角膜浮腫(すりガラス状)、散瞳、毛様充血。
【慢性】:初期〜中期は無症状。進行すると視野欠損(鼻側階段、弓状暗点、輪状暗点)を自覚する。
初期評価
急性発作時は、激痛・充血・角膜混濁から直ちに眼圧測定を行う(50mmHg以上の著明な高眼圧)。
検査
眼圧検査、眼底検査(視神経乳頭陥凹/乳頭径比:C/D比の増大を確認)、視野検査(静的/動的視野計で欠損を評価)、隅角検査(細隙灯顕微鏡や隅角鏡で開放/閉塞を評価)を行う。
初期対応・根本治療
【急性発作】超緊急疾患。直ちに「ピロカルピン点眼(縮瞳)」「マンニトール静注(眼圧下降)」「アセタゾラミド静注/内服」を行い、眼圧が下がったところで房水のバイパスを作る「レーザー虹彩切開術(LI)」または白内障手術(水晶体再建術)を行う。
【慢性】眼圧を下げる「プロスタグランジン関連薬点眼(第一選択)」や「β遮断薬点眼」を行う。薬物で進行が止まらない場合は、「線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)」などの手術療法を行う。
病態
眼圧の上昇(または正常眼圧であっても視神経が脆弱であること)により、視神経乳頭が圧迫されて陥凹が拡大し、神経線維が障害される。
分類
眼内の房水の出口(隅角)が狭い・塞がる「閉塞隅角緑内障」と、隅角は広いがフィルター部分(線維柱帯)が目詰まりを起こす「開放隅角緑内障(日本人に最多の正常眼圧緑内障を含む)」に大別される。
試験での重要ポイント
【急性閉塞隅角緑内障】:高齢の遠視の女性などに突然発症する。激しい眼痛と頭痛(くも膜下出血などと誤認しないこと)を伴う。隅角を塞いでしまうため『散瞳薬(アトロピンやトロピカミドなど)の点眼は絶対禁忌』である点が超頻出。治療は『ピロカルピン(縮瞳薬)』やマンニトール(浸透圧利尿薬)を使用し、『レーザー虹彩切開術(LI)』を行う。
【開放隅角緑内障】:「鼻側から欠損する視野異常(鼻側階段など)」が進行するが、末期まで視力は保たれ自覚症状に乏しい。
覚え方・コツ
「急性緑内障の発作は、散瞳(瞳孔を開く)させたらトドメを刺すから絶対禁忌!ピロカルピンで瞳を縮め(縮瞳)、マンニトールで眼圧を下げて、レーザーで虹彩に穴を開けろ!慢性緑内障は鼻側の視野から欠けていく。」
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抗リン脂質抗体症候群(APS)は、自己抗体である抗リン脂質抗体が陽性となり、動静脈の血栓症や習慣流産(不育症)を引き起こす自己免疫疾患である。体内で血栓ができやすいにもかかわらず、検査(in vitro)ではAPTTが延長するのが特徴的な引っかけである。
脊柱管狭窄症は、加齢に伴う骨や靱帯の変形により脊柱管が狭くなり、中の馬尾神経や神経根が慢性的に圧迫される疾患である。高齢者に多く、歩行により下肢痛・しびれが出現し、休むと改善する「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴的である。
椎間板ヘルニアは、椎体間のクッションである椎間板の髄核が線維輪を突き破って脱出し、脊髄や神経根を圧迫する疾患である。若年〜壮年の男性に多く、腰痛とともに片側の激しい下肢放散痛(坐骨神経痛)やしびれをきたす。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、多彩な自己抗体(特に抗dsDNA抗体)が産生され、全身の皮膚、関節、腎臓、中枢神経などに炎症をきたす多臓器疾患である。20〜40代の女性に好発し、Ⅲ型アレルギーによる免疫複合体の沈着(ループス腎炎など)が病態の核心となる。