眼科に関連する疾患を20件掲載。概要・科目・更新日を確認しながら、国家試験・臨床実習・復習に使える疾患知識を効率よく整理できます。
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CHARGE症候群は、CHD7遺伝子変異によって生じる多発奇形症候群。特徴的な6つの主要症状(C, H, A, R, G, E)の頭文字をとって名付けられており、特に「後鼻孔閉鎖」と「虹彩欠損」の組み合わせが特徴的である。
アッシャー症候群は、「感音難聴」と目の「網膜色素変性症」を合併する常染色体潜性(劣性)遺伝疾患。視覚と聴覚の両方が徐々に失われる「盲ろう(盲聾)」の最大の原因疾患であり、早期からのコミュニケーション支援が不可欠である。
白内障は、加齢などにより水晶体が混濁し、視力低下や羞明(まぶしさ)をきたす疾患である。CBTや医師国家試験では、徹照法での陰影の確認と、超音波水晶体乳化吸引術+眼内レンズ挿入術が標準治療となる点が頻出の重要疾患である。
MLF症候群(内側縦束症候群)は、脳幹の内側縦束(MLF)の障害により、側方注視時に患側の眼球が内転できず、健側の外転眼に解離性眼振が生じる眼球運動障害である。輻輳(寄り目)は保たれるのが特徴である。
Behçet病は、口腔粘膜・皮膚・眼・外陰部の4主徴を繰り返す原因不明の全身性炎症性疾患である。HLA-B51との関連が強く、眼病変(ぶどう膜炎)による失明や、血管・神経・腸管病変(特殊型)の合併が臨床上極めて重要である。
ホルネル症候群は、交感神経路(視床下部から眼球に至る経路)の障害により、片側の縮瞳、眼瞼下垂、眼球陥凹、無汗症をきたす神経症候群である。ワレンベルグ症候群やパンコースト腫瘍の合併症として、画像や病歴から原因部位を推測させる問題が国試で超頻出である。
原田病は、メラノサイトに対する自己免疫応答により、眼、耳、髄膜、皮膚に炎症をきたす全身性疾患。両眼のぶどう膜炎、感音難聴、無菌性髄膜炎、夕焼け眼底、および慢性期の白髪・白斑が超頻出である。
網膜芽細胞腫は、乳幼児期に発症する最も頻度の高い眼内の原発悪性腫瘍である。RB1遺伝子(がん抑制遺伝子)の変異により発症する。CBTや国試では、白色瞳孔や斜視による発見、画像検査での石灰化、および早期治療による良好な生命予後が頻出の重要疾患である。
網膜血管の閉塞により急激な視力障害をきたす疾患群である。動脈閉塞(CRAO)は「Cherry-red spot(桜実紅斑)」が特徴的な超緊急疾患であり、静脈閉塞(CRVO)は「火炎状出血」が特徴で、黄斑浮腫に対する抗VEGF薬が使用される。CBTや国試で対比して頻出する。
網膜剥離は、神経網膜が網膜色素上皮層から剥がれる疾患である。飛蚊症や光視症が前駆症状となり、進行すると視野欠損や視力低下をきたす。CBTや医師国家試験では、網膜裂孔に対するレーザー光凝固術や、硝子体手術が頻出の重要疾患である。
糖尿病網膜症は、成人の失明原因の上位を占める糖尿病の三大合併症の一つである。高血糖による網膜毛細血管の障害から虚血を生じ、新生血管が発生して硝子体出血や牽引性網膜剥離を引き起こす。CBTや国試では、軟性白斑の出現や、汎網膜光凝固術の適応が頻出である。
緑内障は、視神経が障害され視野が欠損する疾患である。急性閉塞隅角緑内障の急性発作は激しい眼痛と頭痛を伴い、散瞳薬が絶対禁忌となる。慢性の開放隅角緑内障は無症状で進行する。CBTや医師国家試験では、ピロカルピンによる縮瞳やレーザー虹彩切開術が頻出である。
未熟児網膜症は、早産児(低出生体重児)において、網膜血管の発育不全と異常な新生血管の発生により網膜剥離や失明に至る疾患である。CBTや国試では、救命のための高濃度酸素投与がリスク因子となることや、レーザー光凝固術による進行予防が頻出である。
麦粒腫(ものもらい)は黄色ブドウ球菌などの細菌感染による急性の化膿性炎症であり、霰粒腫はマイボーム腺の詰まりによる慢性の肉芽腫性炎症である。CBTや国試では、両者の鑑別(痛みの有無、感染性か非感染性か)が頻出である。
眼の屈折異常(近視・遠視・乱視)と調節異常(老視)は、網膜上にピントが合わない状態である。CBTや国試では、近視には凹レンズ、遠視・老視には凸レンズを用いて矯正する点や、それぞれの病態生理が頻出である。
眼窩底破裂(吹き抜け骨折)は、眼球への鈍的打撲により眼窩内圧が急上昇し、脆弱な眼窩底(上顎骨など)や内壁が骨折する外傷である。CBTや国試では、下直筋の陥凹部への嵌頓による眼球運動障害(上転障害)と複視、および鼻かみ禁忌が超頻出である。
角膜潰瘍(感染性角膜炎)は、細菌、真菌、ウイルス、アカントアメーバなどが角膜に感染し潰瘍を形成する疾患である。CBTや国試では、コンタクトレンズ不適切使用による緑膿菌やアカントアメーバ感染、ヘルペスによる樹枝状角膜炎が超頻出である。
ぶどう膜炎は、虹彩・毛様体・脈絡膜の炎症であり、日本の三大原因は「サルコイドーシス」「ベーチェット病」「Vogt-小柳-原田病」である。CBTや国試では、それぞれの特異的な眼所見(雪玉状混濁、前房蓄膿、夕焼け眼底)と全身の合併症の結びつきが超頻出である。
結膜炎は原因により症状や対応が大きく異なる。ウイルス性(はやり目など)はアデノウイルス感染が多く、耳前リンパ節腫脹を伴い感染力が極めて強い。アレルギー性(花粉症など)は強いそう痒感が特徴である。CBTや国試では、流行性角結膜炎の院内感染対策や、春季カタルの巨大乳頭が頻出である。
加齢黄斑変性は、黄斑部に加齢に伴う老廃物が蓄積し、視力低下や変視症(ゆがみ)、中心暗点(真ん中が見えない)をきたす疾患である。脈絡膜新生血管を伴う滲出型と、伴わない萎縮型がある。CBTや国試では、滲出型に対する抗VEGF薬療法が頻出の重要疾患である。